早いものであと一週間ほどで2017年が終わろうとしております。
今年もショールームのディスプレイ紹介にて、様々な生地を紹介して参りましたが、
ラストを飾るのは、
MORRIS(モリス)よりX’mas期間限定のディスプレイです。
(サンタさんの格好が似合いそう?)
今年のテーマは、「ブルー&ゴールド」
クリスマスカラーといえばサンタクロースの衣装の赤と、もみの木のグリーンが定番ですが、
先日発売された
MORRIS(モリス)の『Archive Ⅳ』より、少し大人のクリスマスを演出してみました。
壁紙: 「Bullerswood」 216447
切替しカーテン: 「Indianloop」 236523, Sanderson(サンダーソン)「BOHO velvets」 235280
トリム ROMO(ロモ)「Veneto Bead Fringe」 T74-08
シアー: MANAS-TEX 「ルーバンシアー」 3105, トリム「スワン」12
テーブルクロス: 「Montreal Velvet」 226389, トリム:MANAS-TEX「アリス」2
壁紙のデザイン「Bullerswood」はモリスが1878年から晩年まで暮らしたケルムスコットハウスの食堂に
壁掛けされた巨大なペルシャじゅうたんのデザインがモチーフとなっています。
この家に移住した頃からモリスの織物じゅうたんへの情熱は徐々に加速を始め、
コレクションするだけに止まらず、遂には寝室に織機を置きタペストリーを織り始める始末。
英国を代表する思想家の一人、詩人、そしてアーツ&クラフツ運動の先駆者として、
日々多忙を極めていたであろうモリス。
眠る前のひととき、彼はどんなことを考えながら機織りをしていたのでしょう。
案外、癒しになっていたのかもしれませんね。
こちらはディスプレイに合わせて作成したクッションたちです。
手前の2つのクッション、実は同じ生地から柄どりしたもの。
使用したのはこちらの画像のカーテン地です。
サイド部分とメインの柄とを使い分けると全く異なる表情をみせてくれます。
次にご紹介するのも、モリスの新作コレクションから。
壁紙:「Snakeshead」 216430
バランス付カーテン:「Montreal Velvet」 226389 バランス・ボーダー: HARLEQUIN 「Romanie Plain」 1738
レース:MANAS-TEX 「クラリス」 4
こちらはグリーンをベースにしたモリスらしいトラッドなコーディネート。
壁紙のゴールドとバランス、ボーダーのゴールドがアクセントになっています。
クッション(柄物):「Montreal Velvet」 226390
クッション(黒): 「Dearle」 236533 トリム:「Beaded」232282
クッション(グリーン):「Dearle」 236532 フリンジ:「Pleated Ruffle」 232251
イス張り地:「Bellflower Weaves」 236524
カーテンで使用している「Montreal Velvet」は、モリスより直接タペストリーを学び、
のちにアートディレクターとなるジョン・ヘンリー・ダールが東洋スタイルのカーペットとして
デザインしたパターンを上質なプリントベルベットとして復刻したもの。
このような深いグリーン、ショールームでも生地探しのご依頼が度々あるのですが、
無地でもあまり見かけない珍しい色なのです。
柄物ともなると尚更のこと。
エレガント、且つ現代にも通ずる洗練されたグリーンはさすがの一言に尽きます。
グリーンやネイビーを基調に、トレンドカラーのイエローやオレンジもアクセントとして
取り入れられた今期のコレクション。
カーテンとしてだけではなく、椅子張地やインテリア小物としても使いやすいラインナップが揃っております。
これまでなかったキリムじゅうたんのようなオリエンタルなデザインから大柄のメダリオンなど
これまでとはまた一味違った、モリスのデザインをお楽しみいただけるかと思います。
今年も東京ショールームへお越しいただいた皆さま、誠に有難うございました。
インテリアを想像する楽しさを知ってしまった方、
そして、これからショールームへご来場を検討されている方も、
来年もたくさんの生地たちと共にショールームで皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
それではよい年をお過ごしくださいませ。
◆マナトレーディング本社・東京ショールーム
年末年始休暇:2017年12月29日(金)~2018年1月4日(木)