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2022年04月のブログ一覧

New!!『Zinc×Martin Hulbert Design/kirkbydesign』ディスプレイ

2022.04.30 / tokyo

過ごしやすい季節となりましたね。今年の連休は、久し振りに旅行にお出かけの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
アクティブに楽しむ旅もいいですが、素敵なしつらえのお部屋でリラックスして過ごす旅もまた、贅沢な時間の使い方。皆さんは、旅先で印象に残る素敵なインテリアのお部屋に滞在した思い出はありますか?

ロンドンを拠点として活動する、Martin Hulbert Design(マーティン・ハルバート・デザイン=MHD)は、イギリスのカントリーサイドのリゾートやスパなど、5つ星クラスのホテルのデザインを多く手掛け、世界中から注目を集めるデザインチームのひとつ。

イギリスのROMO(ロモ)のハウスブランドのひとつ、zinc(ジンク)はこのMHDとの初となるインテリアテキスタイルとクッションのコラボレートコレクションを発表しました。


Martin Hulbert Design
Martin Hulbert(写真右)とJay Grieson(写真左) が2010年に共同で設立したデザイン事務所。世界中のレジデンシャル、ホテルプロジェクトを幅広く手掛けている。イギリスで最も権威あるインテリア雑誌『HOUSE&GARDEN』において、数回に渡りインテリアデザイナー・オブ・ザ・イヤーの受賞歴あり。

 

こちらの3冊が今回のコレクションのサンプルブック。お馴染みのジンクのサンプルブック、クールでマットなメタリックカラーとは全く趣きの異なる装丁での登場です!
ジンクと言えば、モダンでグラマラス、エッジの効いた都会的なデザインとテクスチャーにこだわったファブリックが魅力。
そのジンクが今回のコラボレーションをきっかけに、今まで彼らのカラーパレットになかった「イエロー」を取り入れたという意欲作です。
さて、そのラインナップは・・・

東京ショールームでは、このジンク×マーティン・ハルバート・デザインのコラボレーションと、同じくROMOのハウスブランドであるkirkbydesign(カークビー・デザイン)の新作コレクションのミックスコーディネイトでエントランスディスプレイを展開しています。

では、それぞれのファブリックをご紹介しましょう。

画像左側は、ジンクのNewlyn Z668-02です。
手描きの水彩画のラインが、大理石のトラバーチンをイメージしたデザイン。ファブリックが風に揺れるたびに、勢いよく落ちる滝の水の流れのようにも見えます。滑らかで微かに光沢感のあるサテンのリネン地は、磨き込まれた石の質感や、水のきらめきを思わせます。

画像右側は、カークビー・デザインのMotion K5265-06です。
ストーンウォッシュとタンブル加工によって折り目やシワ感が入った生地巾3mの広巾リネンで、ドライな質感と柔らかいしなかやかさを持っています。外からの光が入ると、無作為に交差する織の構造が見え隠れして、その作りの巧みさと自然の美しさが感じられます。素朴でオーガニックな色合いや使いやすいニュートラルカラーが揃う、35色の展開です。

画像左側は、ジンクのBatson Z663-04です。
リネンベースに、複雑に織込まれたコットンやウールなどのマルチカラー糸がストライプを作り出す、生地巾3mのヨコ使い広巾シアー。ジンク初の「イエロー」が効いています!

画像右側は、カークビーデザインのStudio K5268-01です。
柔らかな幾何学模様とフリースタイルの絵画的な形からなる、抽象的で大柄のデザイン。コットンリネンのプリント生地で、絡み合うようなフォルムと筆運びのようなデザインが、その名の通りアーティストの“スタジオ”を彷彿とさせます。また、生地の質感と柔らかさを高めるために、タンブル加工を施しています。

続いて左の画像は、ジンクのFrome Z664-04
この何とも言えず素朴なスタイルの刺繡は、ピュアリネンのベース生地に様々なステッチの「パッチワーク」で構成されています。まるで畑を上空から見下ろしたような、田舎風のほのぼのとした雰囲気に癒されます。

そして右の画像もまたジンクのMarden Z662-03
細いリネン糸全体に、穏やかな色調の変化がある生地巾3mの広巾セミシアー。微妙な色の動きによってさらにリネンの質感が強調されています。

続いて、クッションをご紹介しましょう。
こちらは、ヘリンボーンの寄せ木細工の床から着想を得た、ジンクのPagham Z655-02。水彩で手描きした幾何学模様をもとにプリントされた柔らかいベルベットは、よく見ると細やかなカットが施されており、使い込まれて風化したような質感が見事に表現されています。ミックスカラーでボリューム感のあるHoulèsのVILLANDRY MOSS FRINGE33029-9370を縁に回して仕立てました。

そしてこちらのクッションは、いずれもジンク×MHDコレクションの既成クッションとなります。既成クッションは、それぞれ決まったサイズのカバーに中材込みでの販売で、本国に在庫があれば、通常約2週間で入荷いたします。そのため、ご希望に合うサイズがあれば、生地を取寄せてオーダーメイドするよりもよりスピーディーに納品することができます。

さらに今回のラインナップは、画像にあるように、マチ部分に別生地を使用していたり、クロスを描くようにタックを入れていたりと、オリジナリティ溢れるデザインも揃います。ぜひ、こちらからチェックしてみてください。

最後に、今回使用している壁紙は、フランスのÉLITIS(エリティス)のAtelier d’Artiste VP880(-06)。ラフィア織の風合いを表現したビニールエンボス壁紙で、経年変化を帯びたユーズド感が漂います。表面の質感がとてもリアル。エンボス技法の精度の高さにもご注目を。

今回ご紹介しましたジンク×マーティン・ハルバート・デザインのコラボレートコレクションを中心としたコーディネイト、いかがでしたでしょうか。
両者の共通のヴィジョンは、トレンドや伝統に縛られない、新しい上質。これまで多くのラグジュアリーホテルを手掛けてきたマーティンの審美眼によって、自然素材そのものの美しさを堪能できる、極上のテクスチャーとデザインを、是非お楽しみください。

New!!『No.9 THOMPSON』ディスプレイ

2022.04.03 / tokyo

東京ショールームの近く、目黒川は東京の桜の名所のひとつ。今年も連日、たくさんのお花見客で賑わいました。週末は花散らしの雨となりましたが、はらはらと散る花びらもまた風情ですね。

さて、今回はタイシルクで世界に知られるJIM THOMPSON(ジムトンプソン)のカジュアルライン、No.9 THOMPSON(ナンバーナイントンプソン)をご紹介します。

「No.9」と名付けれられた由来は、バンコクにある本店の住所が9番地であることから。英国のデザイナー、リチャード・スミスによるエスニックミックスな世界を、カジュアルかつエレガントに展開するファブリックや壁紙が揃います。

また、アウトドアでもお使いいただける耐光性を兼ね備えたファブリックも豊富で、タイの強い日差しのもとに映えるような、鮮やかなカラーが魅力です。

ここで、クリエイティブディレクターのリチャード・スミスについてご紹介しましょう。

Richard Smith
スケッチ画やペインティングを得意とし、古くからのファブリックデザインからインスピレーションを受けることもしばしば。イギリス南部、サセックスの海沿いにあるスタジオで、彼自身による手書きのアートワークから生み出されたデザインは、タイのジムトンプソンの工場で、彼自身の監修のもと職人たちの協力を得て生産されています。彼の東洋文化への興味がスパイスとなり、タイの伝統にフレッシュな感性が溶け合った、魅力的なデザインを送り続けています。

新作の前にまずご紹介しておきたいのは、前回のコレクションで大変人気を博した『Monkey Business』です。

20世紀前半の古いサーカスのプログラムやポスターからインスピレーションを受け、サーカスの活き活きとした様子をヴィンテージ感のあるカラーで描いたファブリック。

どこか優雅な佇まいが感じられるのは、シマウマ、ゾウ、ラクダ、キリンのモチーフがフランスのブロケードに見られるような古典的なパターンの中に描き込まれているからでしょうか。よく見るといたずら好きのサルの一団が紛れ込んでいます。

☆『Monkey Business』については、東京ショールームのInstagramでもご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

さて!
このMonkey Businessの人気に続き、ショールームではまたも好評の新作コレクション『JUBILEE』のディスプレイをご紹介しましょう。

JUBILEEとは、記念祭、祝祭を意味します。自然そのものだけでなく、自然の中で外に出ることの喜びを讃えたデザインがプリントと刺繍で表現された、全7柄のコレクションです。

画像右の生地、Persimmon (N9012315003)は、その名の通りつるに掛かった「柿」がモチーフ。コットンリネン地に、毛糸を使って刺繍する「クルーエル刺繍」で表現されています。鈴なりの柿の木の下から、大空を見上げた時のシルエットのようですね。縁には同ブランドのトリム、Meander(N9031021002)をあしらい、間仕切りカーテンに仕上げました。

カラーは先にご紹介したDeep Oceanの他、KhakiCoralの3色展開です。

そして、この間仕切りカーテンの裏面は、Confetti(N9012316003)。紙吹雪がゆらゆらと舞い降りる筋道を描いた、ゆらぎのあるラインが印象的なデザインです。

ヘリンボーンのベース生地と、刺繍の柔らかな光沢のコントラストが美しく、様々なイメージに合わせることが出来ます。例えば、こちらのように縁取りに同ブランドのトリム、Latticework(N9031020002)を合わせればトラディショナルな雰囲気に。

色違いのCharcoalに、ダークカラーのシアー(画像左:WIND/Crystal 4)を合わせると、全くイメージが変わってマニッシュな雰囲気に。

他にCopperEcruがあり、全4色の展開です。

さらに、プリント生地のラインナップをご紹介しましょう。

こちらは、Ninfea Mania(N9012313003)
池の中の様々な生き物からインスピレーションを受けたリチャードが、中でも特に密集するスイレンとそのユニークな葉の形に夢中になったことから、スイレン・マニアという意味にあたるこの名前を付けたとのこと。彼がペインティングした筆のタッチが生き生きと見てとれるプリントです。

続いて左側の画像は、Chiquita(N9012312)
陽気なブラジルの友人から名前を借りたという、リネンプリント。図案化されたパイナップルが絡み合った形は、ペイズリー柄を思い起こさせます。クラシカルな雰囲気の中にも No.9 らしい”ひねり”が効いていますね。

そして右側の画像は、Song Bird(N9012311)
鳥と花と葉が優しいスタイルで描かれたデザイン。自然界にあるのと同じように、羽と翼の模様がカモフラー ジュとして生かされ、形、色、モチーフのミックスという遊び心にあふれたファブリックです。

最後に、幾何学パターンの2アイテムをご紹介します。

画像上段のBunting(N9012314005)は、小さな三角形の重なりが互い違いに配され、全体で見ると幅広いストライプの模様を成しています。シャリ感のあるコットン地にプリントされたその模様は、Bunting=「旗」の名前の通り、お祝いの横断幕を連想させます。

画像下段のPannier(N9012317001)は、ピクニックバスケットの網目模様がモチーフ。美しいリネン地に、ハンドブロックプリントならではの特徴が素朴なタッチで表現されています。

ご紹介してきたJUBILEEコレクションの7柄の中での、カーテン、クッション、椅子張地といったコーディネートはもちろんのこと、これまでに発売しているNo. 9 THOMPSONのファブリックとの相性もよく、幅広くコーディネーションを楽しんでいただけるコレクションです。

今年イギリスはエリザベス女王在位70周年「プラチナジュビリー」を祝う年です。イギリス人のリチャードが、コレクションのネーミングにこちらを意識したことは大いに考えられるでしょう。華やかなお祝いムード溢れる、イギリスと東洋の伝統の融合を感じられるファブリックで、お部屋の中にも春の訪れを表現してみてはいかがですか?

☆『JUBILEE』コレクションについては、東京ショールームのInstagramでもご紹介しています。ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。