MANAS TRADING

2018年06月のブログ一覧

アートにしてみませんか

2018.06.30 / nagoya

6月、フランスELITIS(エリティス)社のルドヴィック・ラデイカウ氏が名古屋ショールームに。
いつも私たちをワクワクさせてくれるデザインのルーツのお話や、古材や貝殻から作られた新しいパネル材など、いま注目の新作アイテムについて直々にレクチャーを受けたところです。

材料だけ見ていても想像が難しいですよね。

ELITISのカタログではこんな写真で紹介されています。


ただ日本では現在の建築基準の対象からは外れてしまうため、壁装材としては使えないのがとても残念なところ。
そこで、ショールームではこのような素材を写真のように額を使ってアート[美術品]としてご紹介しています。


白い壁に大きくてデコラティブな額を立てかけて。
このパネルはもう2年以上エントランスの顔になっています。(写真は最新のディスプレイです)


こちらは2種類のデザインをお揃いの額で並べて飾っています。

右側に使用した壁紙(正式にはウォール カバーリング材)は、
真珠貝をスライスしたものが盛り込まれたデザインです。
ショールームへお越しの際は間近でぜひ見てみてくださいね。



冒頭のカラログ写真とはデザインちがいで、タイの古材(チーク材)を彫り込んだ木パネル
昨日、今日では作ることができない味わいのある色と質感。使い込んだからこそできる新しいリサイクルのかたちの提案です。アイアンのフレームの中にパネルを埋め込んで壁に掛けています。
(こちらのパネルの詳細はInstagramにアップしています)

壁紙を壁一面に貼ることに自信がない方も、このように額を使ってみるとアートとして気軽に愉しんでいただけると思います。もちろん一般的な壁紙でも活用できるアイデアです。

今回ご紹介したこれらのアートパネルは、プロの方を中心に少しずつ反響をいただいています。
ぜひショールームでは、そんな愉しむコツもご参考にしてみてくださいね。

 

 

壁紙の探し方 【Pick up MANAS ! by naogya】

2018.06.29 / nagoya

「輸入クロスってどんなもの?」
「興味はあるけど、特に今は予定はないし…でも見てみたい!」
「ずっと海外の壁紙に憧れていたけれど、どんな風に探したらいいの?」

そんなお客様からのお声にお応えする機会を設けてみようと、参加型ショートセミナー【Pick up MANAS!by nagoya】の第二弾は『輸入壁紙』をピックアップいたします。

テーマは壁紙をみつけましょう!

MANASのショールームでは、ヨーロッパを中心に様々なブランドの壁紙もお取り扱いしています。
クラッシックなものからモダンなものまで幅広いジャンルを取り揃えているため、ショールームにある見本帳の量に驚かれる方も多くいらっしゃいます。
そこでセミナーでは簡単な探し方やポイントについてご紹介していきます。
終了後はお時間がゆるせば、実際に手を触れながらご自由にショールームでご覧いただけたらと思います。

セミナーへのご参加は事前にお電話にてご予約ください。
ぜひこの機会にお気に入りの壁紙をみつけてみませんか。
皆様のご参加をお待ちしております。

開催日 :7月21日(土) 10時30分~(約30分程度)
場所 : マナトレーディング 名古屋ショールーム
参加費 : 無料
持ち物 : なし

TEL 052-238-6852
◆ご予約のお電話の際は、「Pick up セミナー」の申し込みとお伝えください。
締切は7月14日(土)まで。

instagramでも「Pick up MANAS!by nagoya」関連のお写真を更新しています。ぜひこちらもチェックくださいね★

※【Pick up MANAS!by nagoya】の由来は2018年4月のアーカイブブログに記しています。

ウィリアム・モリス展 @アサヒビール大山崎山荘美術館

2018.06.20 / osaka

京都で開催中の『ウィリアム・モリスーデザインの軌跡』展に行ってきました。


会場は、100年ほど前に実業家・故加賀正太郎氏の別荘として建てられた洋館を修繕し、
1996年に開館したアサヒビール大山崎山荘美術館。
当日はあいにくのお天気でしたが、趣のある外観に期待が膨らみました。


今からおよそ160年前のイギリスで生まれたモリスのデザインの数々。
当時のイギリスは、産業革命によって粗悪な品が大量生産されていた時代でした。

美しく価値のあるものは手仕事によって生み出されるという信念と、
生活の中にそれを取り入れることを理想としたモリスは、
室内装飾にはじまり書物や文字など多岐にわたって多くのデザインを手がけました。

今回の展示に集められたのは、
モリスがデザインした壁紙、テキスタイル、椅子、出版物など、計56点の作品。


GARDEN TULIP(ガーデンチューリップ)


BRER RABBIT(ブレアラビット)

作品の中には、今も生地や壁紙として作り続けられているものも沢山見られました。

当時はハンドプリントのため高級品で、
一部の富裕層にしか手の届かなかったモリスのデザインですが、
技術の進歩により高いクオリティでの量産が可能になりました。
今こうして世界中で愛されるようになったことを一番喜んでいるのでは
きっとモリスではないでしょうか。

モリスの想いは現在も受け継がれ、新たな魅力で人気の【PURE MORRIS】シリーズ。
まもなく待望の第2弾が発売になりますので、ぜひそちらもお楽しみにお待ちください。

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ウィリアム・モリス -デザインの軌跡
開催期間: 2018年4月21日(土)~7月16日(月・祝)
場所: アサヒビール 大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
展覧会WEB: http://mimt.jp/beautiful/
詳細情報はWEBでご確認下さいませ。

JR、阪急の最寄り駅からは無料の送迎バスが出ております。

時代を超えて色褪せない魅力を持つモリスのデザインを楽しみに、
ぜひ美術館へ足を運んでみられてはいかがでしょうか。

 

イメージボード展示しています@nagoya

2018.06.18 / nagoya

1月に発表された2018年の春夏コレクションも、この6月ですべて発売日を迎え、ショールームでは新作サンプルが一堂にご覧いただけるようになりました。

そして名古屋ショールームでは、期間限定でブランドのイメージボードを展示しています。

60㎝のフレームの中の世界

それぞれのブランドの世界観や特徴がぎゅっと詰まったイメージボード。
どなたが見ても一目で違いがわかると思います。
ぜひこの機会にショールームへ足を運んでご覧になってみませんか。

期間中はご要望あれば簡単なご案内もいたします。

展示期間 6月30日(土)まで。
場所 名古屋ショールーム

LESS is MORE ! ― 2018年新作×トレンド ―前編

2018.06.11 / tokyo

トレンドってどうやって生まれるの??

ファッションやインテリア誌で必ず特集される「今年のトレンド」。
一体それって誰が決めているんだ!と疑問に思った方も少なくないのでは。。

マナトレーディングInstagramより

今年のインテリアの特徴は、ミラノサローネでも大きな話題となり、
4月に発売された「ELLE DÉCOR」の表紙を飾ったデザインデュオ
スタジオpepeの空間構成がまさに象徴的といえるでしょう。

studiopepe official Instagramより

幾何学的なアイコンを空間に大胆に取り入れ、
カラーはマットで柔らかなペールトーンをベースに、
深みのあるカラーやゴールドをアクセントに使用することで
空間により立体的でリズミカルなコンポジションを生み出しています。

studiopepe official Instagramより

さて、今年のインテリア界のトレンドはあるムーブメントが発端になっているようです。
1919年に開校し現在のモダニズム建築やアートに多大な影響を与えた
ドイツのバウハウスが2019年に設立100周年を迎えるにあたり、
その創立者であるグロピウスやミース・ファンデル・ローエが提唱した構成主義を
現代的な観点から再解釈したユニークなデザインが盛り上がりを見せています。

 

Less Is More. :より少ないことは、より豊かなこと。

これは「本当のモダンとは何か」を追求したミースが最後にたどり着いた答えでした。
シンプルでありながらもエレガントで人を飽きさせない。
球・三角・四角、曲線の柔らかさ・力強く洗練された直線といった造形が生み出すリズム、
そして素材のもつ温度と色が感情に与える効果。

これらの無限の組合せを極限まで研ぎ澄ませること。
そこに究極のデザインである事を、
ミースはバルセロナオリンピックで設計したドイツパヴィリオンで証明しました。


RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
イタリアのRUBELLI(ルベリ)の新作は、ルベリならではの気品のある
クラシックな織りの花柄と今年のトレンドを意識したニュートラルから
ビビットなカラーまで豊富なカラーバリエーションが特徴です。
コレクションのイメージショットからもやはり、
空間全体のコンポジションを意識したコーディネートが伺えます。

 
RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
ティファニーブルーやライムなど明度の高い色をよりエレガントに使いこなすのが
今年のルベリのイチオシ。
コンテンポラリーな空間の中にあえて深みのあるクラシックなデザインを
スパイスとして取り入れるのが、粋なイタリアらしいコーディネートですね。

HARLEQUIN 『ENTITY』
こちらはイギリスのHARLEQUIN(ハーレクイン)から発売された、『ENTITY』。
同じくバウハウスで教鞭をとったパウル・クレーやカンディンスキーの絵画を
オマージュしたかのようなコンテンポラリーなデザインが目を引きます。


HARLEQUIN『ZAPARA』
さらにハーレクインから発表されたもう一つのコレクション『ZAPARA』では
南米の動植物や民族的なモチーフをイキイキとしたタッチで表現しています。

じつはこのようなトライバル柄も今年のトレンドの重要なキーワードなのです。

次回の東京ショールームブログは2018年新作コレクション紹介の後編!
もうひとつのキーワードについてご紹介します。

BLOGリニューアル!

2018.06.01 / nagoya

2011年春よりスタートしたMANASのショールームブログ。

これまで東京、大阪、名古屋のそれぞれのショールームからブログをご覧いただいておりましたが、6月からリニューアルしてひとつになります。

各ショールームの情報はもちろんのこと、さまざまな角度から綴ってきたこれまでのブログも一緒にお楽しみいただけたら幸いです。私たちスタッフも、気持ちをあらたに皆さまにMANASのコト・モノをこのブログからお届けしてまいります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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