「ARTISAN(アルチザン)」
それは2020年1月、パリ、Déco Offを訪れたMANASスタッフが現地で実感し印象に残った「キーワード」のひとつ。
ここ数年、手工芸的なデザインは注目されてきましたが、2020年の春夏コレクションは、さらにブランドの垣根を超え、アルチザンがいてこそ生まれたであろうデザインの存在が大きかったようです。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/f36c6482fd12b78976a0fdad1201e01a.jpg)
さて、今週からMANASのHPでは「manas infomation VOL.58」デジタルカタログが解禁されました。
例年であれば、3月~4月にかけてMANASの各ショールームでトレンドセミナーなどを開催し、パリに赴いたスタッフが直接プレゼンテーションという形で、現地の空気感をそのままにお伝えする機会を設けておりましたが、今年は残念ながらその機会は叶わず…その代わりの方法でいち早く皆さまにトレンド情報をお届けしたく、最新号の「manas infomation」に託します。
ぜひ最初にこちらのメッセージからご覧ください。
「manas infomation」では「ARTISAN DESIGNS」をテーマにより深くじっくりと綴られ、「アルチザン」のことばの由縁もここに詳しく記されています。その他にパリの最新ホテルやブティックのインテリアレポートなどの特集もあり、このカタログに詳細が込められています。
またInstagramからは、ELITISを皮切りに順次関連の記事が更新されています。過去の投稿(Instagram 2020年1月17日~29日の期間)には現地の様子をレポートした写真も。この機会に一緒に振り返ってご覧いただけたらと思います。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/a72983a5ea3a5386f1332811fefd2896.jpg)
お家時間を過ごす楽しいお供のひとつとなれますように。デジタルカタログはこちらから。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/0e50f63b88743c28c377d6590d27b19c.jpg)
※過去のmanas infomationはこちらからどうぞ。
あたたかな日差しを感じることが多くなり、いよいよ春も深まってまいりました。
今回は春を感じさせる花を取り入れた、おすすめのコーディネートをご紹介いたします。
Plan 1 フローラルプリントのレースをメインに
桜を思わせるような繊細なフローラルプリントで、
花芯や枝葉のラインにゴールド箔でアクセントをつけたシアー「フローリス」をメインにコーディネート。
ドレープには、素材の異なる2種類の生地を合わせました。
2つのコーディネートの違いをお楽しみください。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/c64190de7b5ab9ffc3ea06c66ee17766-344x500.jpg)
ドレープ:パロス31
レース:フローリス8
タッセル:エスパダ8
まず1つ目は、上質感のあるモダンなイメージに。
シュニール糸を使った艶感のあるドレープ生地の「パロス」に
シアーのゴールド箔が、一層煌めく春を連想させてくれます。
タッセルはガラスの曲線が美しい「エスパダ」を合わせ、輝きをプラスしました。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/0e936dd3efc6b7805859a282e4ca4336-383x500.jpg)
ドレープ:リノーヴァ501
レース:フローリス8
タッセル:ナチュラーレ4
次に2つ目は、素材感を替え、ナチュラルなイメージに。
ドレープ生地はリネン100%の薄手の平織り「リノーヴァ」をセレクト。
シアーのデザインで表現している花の色はサクラピンク、
枝葉はベージュブラウンで色付けしており、
優しい春をイメージしたナチュラルなコーディネートです。
Plan 2 春の訪れに心躍らせて
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/c6d1bbc0ae0b769fe9b57a370631dc98-375x500.jpg)
ドレープ生地は印象派のようなタッチで描かれたバラや芍薬を思わせる、
大ぶりの花柄コットンプリント生地「カミーユ220」。
ドライな手触り感がナチュラルな印象のレース「レヴァント1」は
下部が切り替えで からみ織のデザインになっており、モダンな雰囲気にも。
タッセルに「ファーリー1031」を合わせ、クッションには締め色としてブルーをセレクト。
無地の「ヘラルド33」と、ウィリアム・モリスのプリント「ローズヒップ486」で遊び心をプラスしました。
春のカラーとタッセルのポンポンが心くすぐる可愛らしい印象のコーディネートです。
Plan 3 フレッシュなグリーンに癒されて
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/303bd8f3c55ae82d614a5a8df568e598-409x500.jpg)
イギリス、Sanderson(サンダーソン)のプリント「スウィートベイ202」をメインにコーディネート。
木蓮の花を、色鉛筆画を思わせるような温かみのあるタッチでとても美しく表現したドレープ地は、発売から10年以上たった今も人気柄のひとつです。
白地にグリーンが映え、お部屋の中にいながらも生き生きとした自然の生命力が感じられます。
レースは麻素材でプリーツ加工を施した「リネッタ2」でナチュラルに、
タッセルは枝と同じ色の「カデンツァ8」でシックに合わせました。
こちらのコーディネートには、ELITIS(エリティス)のクッションがおすすめです。
![](https://blog.manas.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/CO-179-26-02_sunny_R-500x334.jpg)
モスグリーンを背景に描かれた鳥のプリントが、
木蓮のお花のオリエンタルな雰囲気をより一層引き立ててくれます。
グリーン系と相性の良いマスタードカラーのクッションもプラスして、完成です。
自粛生活が続いており、なかなか外に咲くお花を見に行くことはできませんが
少しでも春を感じていただければ幸いです。
今後もおすすめのコーディネート例をご紹介していきますので
お部屋作りの参考にぜひご覧ください。