ウィリアム・モリスの新シリーズ【PURE MORRIS】より、
待望の第2弾が発売になりました。
今回のコレクションは、1871年にモリスが訪れたアイスランドのことを記した
旅日記がインスピレーションの源になっております。
アーカイブデザインをもとに、刺繍やグリッター、メタリックなどのテクニックと、
ニュートラルなカラーで新たに表現された生地と壁紙がラインアップ。
ショールームのディスプレイも一新いたしました。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/50aafb74b40556d3ae8810b9c0b7148b-1-480x500.jpg)
左:Pure Bramble Embroidery 236622
右:Pure Honeysuckle &Tulip Print 226481
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/b6bc9915793fe51991bc0cc9b896a3ad-1-375x500.jpg)
左:Pure Arbutus Embroidery 236620
右:Pure Honeysuckle & Tulip Embroidery 236650
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/5a0080bb2dde2a754c915be4ebf2dea1-1-346x500.jpg)
左:Pure Scroll Embroidery 236613
右:Pure Brer Rabbit Weave 236628
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/2ca8615270df048b280e51161c50f952-1-500x375.jpg)
リネンなどの天然素材をベースにしたコレクションは、
今の暑い季節見た目にも涼やかです。
コレクションの詳細は、下記特設サイトよりご覧ください。
→→→ PUREMORRISNORTHANDKINDRED
しばらくの間ディスプレイを充実し、皆さまのご来場をお待ちしております。
7月7日より群馬県立近代美術館で開催中の展覧会に行ってきました。
この展覧会は、現在MORRIS & Co.(モリス)社が所属する
ウォーカーグリーン・バンク社傘下のSanderson(サンダーソン)が
19世紀頃から所蔵する壁紙や、壁紙を刷りだすための版木など
貴重なサンダーソンアーカイブよりおよそ130点を紹介するものです。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/8332fd44df77f9737c9f957f60cbe6c5-354x500.jpg)
会場となる群馬県立近代美術館は高崎市にある「群馬の森公園」の中にある緑に囲まれた美術館。
建物の前ではエミール=アントワーヌ・ブールデルの作品「巨きな(おおきな)馬」が
お出迎えしてくれます。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/tDSC_0968-500x327.jpg)
エントランスロビーを抜けるとモリス展の会場はすぐ目の前に。
今回の展覧会のポスターに用いられているピンパーネルの壁紙装飾が目印です。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/tFotor_153144075597426-500x316.jpg)
展覧会の序盤では「ウィリアム・モリス以前」と題し19世紀半ば、
まだ壁紙が上流階級の室内装飾として用いられていた時代の壁紙を紹介しています。
産業革命による印刷技術の向上によって、
一般庶民の家庭にも普及しはじめたのは1850年から1860年代。
時を同じくして開国した日本の文化やデザインは1862年のロンドン万国博覧会にて
一気にヨーロッパの人々の関心を集め、
のちにジャポニズム運動なるムーブメントを引き起こすほどにまで発展しました。
それは壁紙のデザインにも色濃く影響を与えていたようです。
展覧会では日本の「金唐革紙」
(和紙に金箔を貼り版木によって立体感のある模様をつけた壁紙)をキーワードに
当時の壁紙産業に与えた影響を窺い知ることが出来ます。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/Chrysanthemum-archive-LR_R-404x500.jpg)
2章の「ウィリアム・モリスとモリス商会」ではウィリアム・モリスをはじめ
モリス商会が発表した壁紙を年代を追ってみることができます。
特筆すべきはモリス商会が販売していた当時のブロックプリントのかすれや、
インクのふくらみなど、現在のモリスの壁紙にそのままリアルに表現されていること!
手工業の味わいやぬくもりを何よりも大切にしたモリスの意思が、
現在のデザインにも大切に受け継がれていることに、ひとつの感動をおぼえます。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/Handprinted-wallpapers_R-500x371.jpg)
またこれまでもモリスのデザインに親しんでいらっしゃる方は、
ぜひデザインの背景にも注目してみてください。
ヴィクトリア女王のお城を手がけたときのデザインや
モリスが最愛の妻ジェインのために作成したデザインなど…
優雅な曲線美の中に新たな物語を見つけられるかもしれません。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/Pink-Rose-Leicester-Bird-Pomegranate-archive-shot_LR_R-333x500.jpg)
その他にもモリスの壁紙や生地を使用した撮影ブースも複数設置しています。
中にはこの夏発売の『PURE MORRIS (ピュアモリス)』コレクションを
いち早くお披露目しているブースも。
こちらは会場に行ってからのお楽しみということで…!
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/tFotor_153144064351381-375x500.jpg)
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ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 ―美しい生活を求めて
会期:2018年7月7日(土)~8月26日(日)
休館日:月曜日(7/16、8/13を除く)
観覧料:一般820円、大学・高校生410円、中学生以下無料 (団体割引有り)
場所:群馬県立近代美術館
〒370-1293
群馬県高崎市綿貫町992-1 群馬の森公園内
会期中は講演会やワークショップなどのイベントも開催される予定です。
アクセス・その他詳細は美術館のホームページをご覧下さい。
http://mmag.pref.gunma.jp/exhibition/index.htm
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/tFotor_153144036510434-500x375.jpg)
美術館の周りには素敵な広場や公園もありました。
木陰を楽しみながら園内を散策するのもオススメです。
ぜひ、この夏はモリス展へ!
今年のトレンドキーワードから2018年春夏コレクションをご紹介している
東京ショールームブログ、後編です。
前編では20世紀初頭ドイツで開校した建築・アートの教育機関バウハウスをご紹介してきました。
今回はもう一つのトレンドキーワードである民族的な文様や装飾をモチーフにした
アフリカンテイストをご紹介します。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/ZT_GERONIMO_534_03__538_04__Z536_03_SADDLE_BLANKET_DETAIL_007-e1531211977587.jpg)
アフリカの赤土や民芸品、ペイントを彷彿とさせるデザインも今年のトレンドの特徴です。
その根本にはラスティック― 自然本来の素朴な風合い ― を空間に取り入れるというのも
トレンドを語るキーワードとして外せません。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/ZT_GERONIMO_Z536_01_SADDLE_-BLANKET_DETAIL_006.jpg)
ZINC 「GERONIMO」コレクション
ZINC(ジンク)の発表した新作コレクションは「Feeling Nuture – Unplugged Life」
都会の喧騒を離れ、自然界にある美しい色合い、大地や太陽の力強さを五感で感じる寛ぎの空間
をテーマにジンクらしい洗練されたデザインを提案しています。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/ZT_GERONIMO_Z538_01__Z534_01__Z535_02_028.jpg)
これまでセレブリティの生活を思わせる都会的でグラマラスなデザインを
コンセプトとして展開してきたジンクが、
このようなラスティックなコレクションを発表してきたということは、
やはり世界の求める快適な空間についての考え方も変わってきているということでしょうか。
簡素で無駄なものが一切ない。
自分を解放し最高にリラックスできる空間とは意外とシンプルなのかもしれません。
これさえあればなにもいらないと思える何かと共に暮らす、ということは最高の贅沢ですよね。
これらのコレクションも、「Less Is More」―人間の根本にある自然への憧憬を追及した
一つのカタチであると言えます。
それはミースと同年代を生きた、ル・コルヴィジュエが晩年を過ごした
カップ・マルタンの休暇小屋にも同様の思想を見ることができるでしょう。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/kFotor_152859779510077-500x281.jpg)
KHROMA 「EARTH」コレクション
最後にクロマの新作壁紙『EARTH』コレクションでは、コレクション内をNORTH(北)とSOUTH(南)のテーマに分け、
NORTHでは森や水を連想させる透明感のある寒色系のペールトーンカラーを、
SOUTHでは土や陶器・トタンなどのマテリアルを力強く表現した
ミネラルカラーを中心に集めるなど、色とデザインを対比させるユニークな構成に。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/PICTDGEAR1011-1012.jpg)
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/PICTEAR606-e1531212341779.jpg)
クロマからは他ブランドのファブリックとも合わせやすい3つの異なるコンセプトを持った
3つのコレクションが発表されています。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/ZT_SHEERS_Z558_01__MOUSSELINE__Z279_02_ALTITUDE_018.jpg)
さて、今回はトレンドに沿って2018年春夏コレクションを少しだけご紹介致しました。
今回ご紹介したブランド、コレクションだけではありません!
2018年春夏コレクションのトレンドについてはInterior Library内のプレイリストからも
ご覧いただけます。
そして7月には待望の「あの」ブランドからも新作が発表される予定です。
ご紹介しきれなかった新作も合わせて、ぜひお近くのショールームにてご覧下さいね!
・LESS is MORE !― 2018年新作×トレンド ―前編 はコチラ
先日、ショールームスタッフによるワークショップを開催しました。
今回皆様にお作りいただいたのは、ランプシェード。
人気の高い『PURE MORRIS』コレクションより生地を2種類ご用意しました。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/Pure-FB-Willow-Bough-Curtain-Detail-Portrait_R-391x500.jpg)
〈Pure Poppy Embroidery〉 〈Pure Willow Bough Embroidery〉
作品に使用した生地の紹介です。
「Pure Poppy Embroidery」は、1881年にウィリアム・モリスにより
壁紙としてデザインされました。
ポピーの柄がサテン・ステッチでナチュラルなリネンの生地に刺繍で描かれています。
続いて「Pure Willow Bough Embroidery」は、その名の通り「柳の枝」。
1887年に壁紙としてデザインされ、今日でも最も愛されるデザインのひとつです。
葉の部分はマットな糸で、枝の部分は光沢のある糸でステッチが施された生地です。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/DSCN0082_R-500x375.jpg)
ご参加された皆さまは、初めてのランプシェード作りに最初は少し緊張した様子でしたが
完成に近づくにつれ、嬉しそうな表情がとても印象的でした。
ナチュラルさと上品さを兼ね備えた『PURE MORRIS』の生地には
不思議な存在感があります。
ランプを灯すと刺繍が浮かび上がり、より一層素敵な雰囲気を漂わせます。
穏やかで温かな明かりに、気持ちが安らぎますね。
![](http://www.manas.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/DSCN0066_R-500x389.jpg)
ショールームでは、今回作製したランプシェードを展示しております。
また今月末には、新しいモリスのディスプレイも予定しています。
ぜひこの機会にお立ち寄りください。