MANAS TRADING

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New!!『ESSENTIALS』コレクション

2022.07.22 / tokyo

今年は短かった梅雨が明けた途端、猛暑や豪雨といった、目まぐるしい気象の変化。「例年通り」というより「観測史上初の」というニュースを耳にすることが少なくない昨今ですが、これも気候変動の影響かと考えると、環境問題へ取り組みを急がなくてはと思わざるを得ません。皆さまもそれぞれに、日頃から心掛けていらっしゃることが、おありなのではないでしょうか。

さて、マナトレーディングは5月に、弊社が展開する国内在庫品のオリジナルコレクションのひとつ、『SATELLITE(サテライト)』シリーズの第三弾として『ESSENTIALS(エッセンシャル)』を発表いたしました。
まさに、“未来のために いまできることから始めよう”というテーマのもと、環境にやさしくタイムレスなベーシック生地のコレクションです。

それでは収録アイテムを、そのポイントとともにご紹介いたしましょう。

 

まず初めに、発売より早速ご好評をいただいておりますフレンチリネン。上質なリネンとして知られるフランス産のリネンを100%使用したドレープ生地です。

このリネン(麻)が環境に優しい素材として世界的に注目される理由を、皆さまご存知でしょうか。麻は痩せた土地でも、太陽の光と雨の水があれば樹木の4倍のスピードで成長し、かつ収穫までに吸収する二酸化炭素は、森林の約4倍と言われています。またあらゆる 部位が利用可能で、土に埋めれば微生物により最終的に二酸化炭素と水に分解される、サスティナブルな素材なのです。

さらにこの素材に日本でワッシャー加工を施し、洗いざらしのような自然なシワ感を表現しています。これは、海外にはまねのできない高度な技術・知識・経験からなる日本ならではの職人の成せる技。シンプルだけれど飽きがこない、使うほどに愛着がわくようなアイテムです。

こちらの画像いちばん左の生地は、フレンチリネン 47
光を通すとよりリネンならではの糸の質感が感じられ、同じく天然素材に植物をモチーフとしたデザインのウィリアム・モリスのアイテムに合わせてみてもとてもよく馴染みます。

次に、こちらはスモーキーなパステルカラーが揃うオーガニックコットン100%のブリーゼ

 

「オーガニック=有機栽培」の意味のとおり、太陽や水、大地など自然の恵みを活かして栽培されたコットンは、農薬や化学肥料に頼らないことで、自然環境への配慮、そして栽培する人の労働環境への支援にもつながる素材なのです。

さらにこのパステルカラーを作り出す染料は、食品会社や農園の製造過程でうまれる、廃棄予定の野菜や果物を再活用したもの。規格外で商品として出荷できないブルーベリー、石臼で挽いた後ふるいに掛けて残った抹茶、ドリップコーヒーの出涸らし、廃棄予定の桜の塩漬けなどから抽出された染料が使われており、フードロス問題への取り組みとしても注目していただきたいアイテムです。

続いて画像左は、無地調でありながらミックス感のある色と光沢のあるテクスチャーの、ハリソン。画像右は、リッチで美しいリネン地のような質感、カーテンの他、椅子張地としての強度も併せ持つ、リデリス
両アイテムとも、不要になったペットボトルや、繊維製品を製造する際に出る糸くずを再生して作られた、リサイクル・ポリエステル糸が使用されています。

同時に発売されたボーダー「パサージュ」をあしらってカーテン、シェード、クッションなどのアレンジをお楽しみいただいてはいかがでしょうか。

この他にも、トリム・タッセルなどのアクセサリーに、新作や既存アイテムの新色が仲間入りしました。★こちらからぜひチェックしてみてください。

そしてこちらは、無地調の広巾シアー生地、ヘイズ
ソフトで靄(もや)のような霜降りの濃淡が美しく、ニュアンスのあるニュートラルカラー6色展開です。

長くご愛用いただきインテリアの中で欠かすことのできない “エッセンシャル” なものとなるよう、ニュアンスのある素材感とカラーリングにこだわりました。
環境にやさしいアイテムを軸に マナトレーディングが考える上質と洗練のベーシック生地を集めた新しいコレクション。
皆さまの暮らしの中にも取り入れていただき、インテリアで環境のためにできることにトライしてみてはいかがでしょうか。