MANAS TRADING

2017年11月のブログ一覧

手縫いの魅力、英国ハンドメイドカーテンの世界

2017.11.27 / osaka

12月6日(水)、大阪ショールームにて
「手縫いの魅力、ハンドメイドカーテンの世界」セミナーを開催いたします。

イギリスではオーダーメイドカーテンといえば、伝統的にハンドメイド、手縫いカーテンが基本です。

今回のセミナーでは、講師にDitty Workshop 岸本美智代様をお迎えし
ハンドメイドカーテンの魅力、縫製、そしてソフトファニシングスの魅力について
お話していただきます。

この秋発売となった「Morris Archive Ⅳ」ファブリックで縫製していただいた
ハンドメイドカーテンも展示いたします。

◇開催日時:2017年12月6日(水)
1回目 10:00~11:30
2回目 14:00~15:30
◇場所:マナトレーディング(株)大阪ショールーム
◇定員:8名(先着順)
◇申込方法:下記アドレスに、お名前、住所、お電話番号を明記の上、メールにてお申込ください
申込メールアドレス info.osaka@manas.co.jp

皆さまのご参加、お待ちしております。

 

人気のロゼ

2017.11.22 / osaka

先日解禁されたボジョレー・ヌーボー。
今年はインスタ映えを意識した【ロゼ】が、例年以上に人気を集めているそうです。

フランス語で「バラ色」を意味するロゼ。
ほんのり淡いピンクや、少しオレンジがかった濃いめのピンクなど、バリエーションはさまざまです。
今回はロゼワインにちなんで、甘すぎない大人のピンクアイテムをご紹介いたします。


MANAS-TEX ヴィーナス28
華やかなダマスクのモチーフをオパール加工で表現したレース。
ピンク~白のグラデーションプリントがよりエレガントに見せてくれます。

生地の端には、ビーズフリンジを付けてアクセントに。

透き通ったピンクのカラーがまさにロゼワインのようです。
小ぶりなビーズが連なるデザインに、乙女心をくすぐられませんか。


ROMO Linara
ROMO(ロモ)の人気商品Linara全360色の中から、優しいピンクとグレーを使ったコーディネート。
コットンリネンの柔らかな風合いと、淡い色合いがリラックス感のある空間に。
少しくすんだ「ダスティピンク」はトレンドカラーとしても注目されています。


BLACKedition HERBARIA
ショールームのソファにも張っている、少し深みのあるオレンジがかったピンクの張地。
立体感のあるダマスクモチーフで、クラシックでありながらも新しさを感じるデザインです。
ベルベット素材で光沢感があり、肌触りもとてもなめらか。
ぜひショールームでお掛けになってみてください。
(ショールームのソファの様子はこちらのブログ後半でご紹介しています。)


LIMITED EDITION Silkyway
毛足のあるハンドタフトのラグ。
シルクを使った毛並は上品な光沢感があり、シンプルですが存在感があります。
LIMITED EDITION(リミテッド・エディション)のラグは毛足の密度がとても高いので、
寒い冬を快適にお過ごしいただけます。

優しく穏やかな気持ちにしてくれるピンクは、家族で団らんするリビングダイニングにも、
就寝前にゆっくりと過ごすベッドルームにもおすすめのカラーです。
特に今回ご紹介した温かみのあるピンクや、くすんだピンクなどは他の色とも合わせやすく、取り入れていただきやすいかと思います。
インテリアにも【ロゼ色】にぜひご注目ください。

【The Story】vol.3 マシュー・ウィリアムソン

2017.11.15 / osaka

9月より毎月1人の人物を取り上げ、ブランドにまつわるストーリーを
東京・名古屋・大阪のショールームブログよりリレー形式でお届けしています。

3回目となる今回の主役は、Matthew Williamson(マシュー・ウィリアムソン)


お洋服がお好きな方は、もしかするとご存知でしょうか。
彼の本職は、ファッションデザイナーです。


(MATTHEW WILLIAMSONオフィシャルサイトより)
自身の名前をブランドネームにした“MATTHEW WILLIAMSON”は、ハリウッド女優のシエナ・ミラーや英国王室のキャサリン妃など、世界中の有名人やセレブからも愛されています。

独創的なデザインセンスが評価され、5年前にOsborne&Little(オズボーン&リトル)と契約。インテリアの世界でもその才能を発揮していきます。

9月にイギリスで開催されたインテリアの祭典「Decorex International」の会場でも、
マシュー・ウィリアムソンが手掛けたインスタレーションは、一際存在感を放っていました。
背景の壁紙やテーブルクロス、クッションは、新作の『BELVOIR』コレクションが使用されています。

ボヘミアンな雰囲気をまとったアーティスティックなデザインと、万華鏡のようなカラフルな色使いで「色の魔術師」とも称される彼。その経歴と魅力をご紹介しましょう。

華々しいデビュー
1971年にイギリスのマンチェスターで生まれたマシュー。
17歳になるまでを地元で過ごし、ロンドンにあるデザインの名門Central Saint Martins(セントラル セントマーチンズ)大学へ進学しました。
ここでファッションとテキスタイルデザインを学び、卒業後はフリーデザイナーとしてMARNI(マルニ)などのブランドで経験を積み、1997年に会社を設立。
その年の9月に発表したデビューコレクション「Electic Angels」は、有名モデルのケイト・モスが着用したことで話題を呼び、ランウェイを彩る鮮烈なカラーのファッションは業界に大きなインパクトを与えました。


Electic Angels(MATTHEW WILLIAMSONオフィシャルサイトより)

2005年にはイタリアブランド、EMILIO PUCCI(エミリオ・プッチ)のクリエイティブディレクターにも就任。
40代の若さでは異例の早さでファッション界での地位を確実にしていきます。

インテリアの世界へ
そして5年前からオズボーン&リトルとのコラボレーションで、インテリアファブリックと壁紙のデザインを手がけるようになりました。
ファッションと同様、彼のデザインの魅力は細部までこだわりを感じるアーティスティックなプリントと天性のカラーセンスです。デザインのインスピレーションには、アジアや南国などイギリス人の彼から見てエキゾチックな国が影響を与えていることが多いのも特徴と言えます。

 
2016年の『DURBAR』コレクションでは、インドの物語の挿絵や、刺繍で表現されたなペイズリー柄などが見られます。

 
革命前とキューバをテーマにした、2015年の『CUBANA』コレクションでは、ヤシの木やフラミンゴなどトロピカルなプリントが展開されています。

今年の新作『BELVOIR』コレクションには、日本の扇子をモチーフにしたデザインも。

孔雀の羽やトンボなど、マシューがお気に入りのデザインは、ドレスの生地に使われたプリントをアレンジしてカーテンの生地や壁紙が作られることもあります。
 

最近は英国を代表する老舗ソファブランド「DURESTA(デュレスタ)」ともコラボレーションをしたり、ステーショナリーのデザインも行ったりと、活躍の幅をさらに広げています。


(MATTHEW WILLIAMSONオフィシャルサイトより)
※家具やステーショナリー、洋服の弊社での取扱いはございません。

一見ダイナミックで個性的に見える彼のデザインですが、絶妙なバランスで世界観がまとまっているのは、細部にわたって繊細な表現がされているからこそ。これだけ巧みに美しい色を使いこなせるデザイナーは、世界でもわずかではないでしょうか。
実際の生地や壁紙を手にとってご覧いただくと、彼の情熱とプロフェッショナルな姿勢をより感じていただけると思います。
インテリアをファッショナブルに楽しみたい方、マシューの魔法にかけられてみてはいかがでしょう。
気になられた方はぜひお近くのショールームまでお越しください。

過去の記事はこちらよりご覧ください。
【The Story】vol.1 ウィリアム・モリス
【The Story】vol.2 ニナ・キャンベル

Casa BRUTUSに!

2017.11.10 / nagoya

本日11月10日発売『Casa BRUTUS』12月号(№213)にご注目を!

本を手にしたら、まずは表紙の見開きのページをチェックくださいね。

そしてテキスタイルの特集の中に『ドミニク・キーファー』のクリエイティブディレクター、PAORA NAVONE(パオラ・ナヴォーネ)が登場しています。


実は少し前に名古屋ショールームにあるこちらの「OUTCROSS」(アウトクロス)も、この雑誌の撮影のためにしばらくの間出張しておりました。(もちろん、東京、大阪ショールームも同様に)
そこで今回のブログでは、誌面に登場するファブリックの一部をここで少しだけ補足紹介したいと思います。
ぜひ雑誌のページと合わせてご覧くださいませ。

Outcross(アウトクロス) 17260

水彩画タッチのプリントで、タータンチェックを連想させる立体感のあるモチーフに仕上げられています。7色展開のどれもがなんともいえない絶妙な色合わせです。

Acquerello(アクエレッロ) 17251

100%リネン生地。インクジェットのプリント技術によって生まれた色の表情が風合いとなりデザインのエッセンスとなっています。ろうけつ染めをどこか思い起こさせるアジアな雰囲気があります。

Kusa(クサ) 17250

ソフトで滑らかな手触りのベルベット。商品名「クサ」は最近「GINZA SIX」でも脚光を浴びた、水玉模様を多く使用することでも知られているアーティスト、草間彌生さんからとられ、またデザインのインスピレーションも得ているそうです。

Netnet(ネットネット) 17252

もともとのデザインの柄が細かいため、雑誌の写真ではぼんやりと写っている生地です。
実はこんな刺繍柄のデザインだったのですが気が付かれましたか?
色違いには秋の季節にぴったりな柿色も。

このネットネットは、カーテンだけでなくこんな小物にしてみるともっと生地の魅力を引き出せるような気がします。

さて、雑誌に登場するこれらのユニークなファブリックのデザインしたパオラ・ナヴォーネってどんな人物なのでしょう?ちょっと気になりませんか??
彼女については以前に大阪ブログでもご紹介していましたが、12月の【The Story】であらためて詳しくご紹介していく予定です。どうぞお楽しみに。

ちなみに誌面に登場しているソファー、これも彼女が長年アートディレクターを務める「GERVASONI」(ジェルバゾーニ)のもので、大きなソファーはドミニク・キーファの生地でカバーリングされています。

もし雑誌でドミニク・キーファーのファブリックが気になりましたら、東京、大阪、名古屋ショールームでは実際に手にとってご覧いただけます。是非最寄りのショールームでお確かめくださいませ。

この雑誌の中には、モリスの生地など他にもいろいろと紹介されています。ぜひ隅々までチェックしてみてくださいね!