いよいよ新しい年が始まりますね。元号が最後なのだと思いながら過ごすこの年末。
平成30年もInstagramやブログを通して旬のディスプレイなどもお届けしてまいりました。
今年最後のブログは、2019年が明るく輝かしい一年となりますようにと祈りを込めて、照明のブランドPORTA ROMANA(ポルタ・ロマーナ)のディスプレイで締めさせていただきます。
ポルタ・ロマーナは1988年にイギリス、サリーに設立された会社です。
美しいものを創作するという信念のもと、最高の技術により一点一点手で創り出される照明やインテリア小物などのアイテムは、個人住宅からホテル、ヨットなど世界中の上質な室内空間で使用されています。
この冬新しくディスプレイに仲間入りした「SWAY LAMP」(SLB67)。
磨かれたゴールド色のランプ本体にベルベット素材でネイビー色のシェードで組み合わせています。冬にぴったりの暖かな雰囲気です。
真ん中はプリーツタイプのシェードです。
以前「だんご3兄弟?」と以前ご紹介した本体はそのままに、シェード部分だけ1つ交換してみました。シェードを変えるだけで、また新しい雰囲気に。
輝くといえば、照明だけでなくフラワーベースのガラスの艶やかなきらめきもとても綺麗なのです。ご来場いただいた際には、このきらめき感にもご注目いただけたらと思います。
こちらはリャマのお顔です。
またランプシェードではこんなカタチや、こんな動物まで。
ポルタ・ロマーナは「あったらいいな」がそのまま形になったランプシェードでいっぱいです。
そして最後の締めくくり。
今年も多くのお客様にMANASショールームをご利用いただきましたこと心より感謝申し上げます。
また来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
*ショールーム年末年始休暇*
2018年12月29日(土)~2019年1月6日(日)
【東海地方にお住まいの皆様へ】
年明け1月2日からついに「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」が松坂屋美術館で開催されます。
もしよろしければお正月休みのお楽しみにぜひチェックしてみてくださいね。
詳しくはNewsにも掲載されます。(←1月2日に更新される予定です)
2018年も残すところあと少しになりました。
今年も様々な生地や壁紙をご紹介してまいりましたが、
ラストを飾るのは期間限定のクリスマスディスプレイです。
テーマは「ホワイトクリスマス」。
Pure Morrisの『Pure Honeysuckle & Tulip Embroidery』のカーテンをメインに、
白と淡いブルーでコーディネートいたしました。
後ろに合わせた壁紙は、雪の結晶をイメージしてセレクト。
松ぼっくりやリースなどの装飾も、白やシルバーで作っていただきました。
Pure Morrisは今年第2弾が発売になり、さらにラインアップが充実しました。
特にこちらのカーテン生地は人気が高く、
マットな地に、光沢のあるレーヨンの糸で華やかに刺繍が施されています。
一番のポイントであるチューリップには、ベルベットが使われ
アップリケのように立体的になっております。
近くで見ても素敵なデザインなので、
クッションにしていただくのもおすすめです。
背景に合わせた壁紙は、Nina Campbellの新作コレクション
『LES INDIENNES』より選びました。
円形模様の中に描かれた星形の花が可愛らしいデザインですので、
お子様部屋にいかがでしょうか。
今後ショールームの正面ウィンドウでは、季節を感じるディスプレイをご紹介していきます。
ご自宅のしつらえのご参考に、ぜひショールームに来られた時にはチェックしてみてください。
今年もマナトレーディングのショールームへお越しいただいた皆さま、誠に有難うございました。
来年もより多くのお客さまとお会いできるのを、心より楽しみにしております。
よいお年をお迎えくださいませ。
ショールーム年末年始休暇
2018年12月29日(土)~2019年1月6日(日)
最近一段と寒くなりましたね。
歩道に敷き詰められた落ち葉もいつの間にか少なくなり、
いよいよ冬の足音が近くまで聞こえてきました。
さて、東京ショールームの今年最後のエントランスディスプレイを飾るのは、
昨年イギリスで最も有名なインテリア雑誌『HOMES & GARDENS』にて
ファブリックアワードに輝いた記憶も新しい、Nina Campbell(ニナ・キャンベル)より、
最新コレクションとして発表された、『LES INDIENNES』をフィーチャーしました。
美しい生地たちはいつでも、私たちをその物語の中へいざなってくれます。
旅が大好きなニナが今回選んだ旅先は、17世紀のフランス ―
ヨーロッパ各国が競うようにして植民地を広げていたこの時代、
フランスにも新たな植民地として手に入れた東インドから、
様々な物資や人が流れ込んでいました。
市場に並べられる南国の色とりどりの花々や果実、美しい模様が染め抜かれたインド更紗…
これまで見たことのない異国の鮮やかな生地や繊細な装飾品に、女性たちは魅了されます。
2018年秋冬コレクション『LES INDIENNES』をはじめとする
ニナ・キャンベルの4つのコレクションは、そんな物語の中で展開していきます。
まずは向かって左側の生地をご紹介します。
赤い小花柄がオリエンタルなインド更紗のデザインを彷彿とさせる「Baville」。
ニナの大好きなブラッシュピンクとロイヤルブルーの可憐な花々に、
踊るように伸びる蔦が絡まります。
その隣はハンドプリントの葉脈に、ブルーの刺繍糸で織りあげられるフレームの上から
手刺繍のドットを施した、とても手の込んだ生地「Bonnelles」 を使用しました。
クッションで使用した生地は同じく新作コレクションの『POQUELIN 』『RIVOLI』から。
『POQUELIN 』は、17世紀の劇作家Jean – Baptiste Poquelin (ジャン・バティスト・ポクラン)の
名前に因んでつけられた、ラグジュアリー感のある生地コレクション。
日本では、「モリエール」の名前の方がピンとくる方も多いのでは。
鋭い風刺と性格描写を得意とした、フランス古典喜劇作家の代表的な一人です。
Nina Campbell ブランドイメージショットより
インディゴ、ロイヤルグリーン、赤やブラウン ―
コロコロと表情の変わる喜劇役者のように、
リズミカルで配色豊かなチェックやドットのコレクションです。
続いては向かって右手側の生地をご紹介しましょう。
手前に掛けられている、ブルーとイエローの花々が咲き乱れる刺繍生地は、「Nemours」 。
花弁や葉に用いられているトープやブロンズのメタリックカラーが、上品な雰囲気を演出します。
ニナがインドの旅で見つけた、装飾ミラーがはめ込まれた扉からインスピレーションを得た
タイル柄の壁紙「Fortoiseau」はフェミニンなシノワズリテイストにピッタリです。
その小鳥たちが見上げる先には、
豪奢な花々のトレイル柄が美しいトリム「Trianon Floral」をたっぷりとボーダーに使用した
「Bonnelles」を合わせています。
今年ロンドンで開催されたDESIGN WEEK のプレゼンテーションでも
常に感嘆が沸き起こっていたという、こちらの「TRIANON TRIMMINGS」コレクション。
先の「Trianon Floral」の他にも、金糸をふんだんに使ったブレードやトリムの数々は、
美しい刺繍や宝石が縫い付けられた、インドの花嫁衣裳を彷彿とさせます。
時代を経てもなお、女性心をくすぐる普遍的なデザインとは、こういうものなのでしょうね。
可憐で豪奢な「TRIANON TRIMMINGS」は今季のコレクションでも必見のひとつです。
ニナらしい温かみのある色使いで、オリエンタルなモチーフをエレガントに仕上げた今回の作品もまた、
彼女の旅の思い出やお気に入りがたくさん詰まった宝箱のようなコレクションに仕上がりました。
ニナについてはコチラのブログで詳しくご紹介していますので、
興味を持たれた方は是非ご一読ください。
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さて、今年も東京ショールームから様々な生地を紹介してまいりました。
皆さまの気に入られた生地はありましたでしょうか。
2018年秋冬コレクションは今回ご紹介したニナ・キャンベルやROMO(ロモ)以外にも
ご紹介しきれないほどたくさんのすばらしい作品が次々と発売されています。
東京ショールームからは2018年の締めくくりに、
「Sanderson(サンダーソン)」の新作を弊社Instagramにて配信する予定です。
名古屋・大阪のブログでも既にお披露目されているように、
東京でもこの季節にピッタリの温かみのあるディスプレイに仕上がりました。
こちらもどうぞお楽しみに!
【2018/12/19追記】
お雛さまの展示は終了いたしましたが、このイベントのために人形職人さんが特別にモリスの生地を纏うお雛さまを作ってくださいました。インスタグラムでは沢山の写真でご紹介しています。よろしければ併せてご覧くださいませ。
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12月12日から始まった「ウィリアム・モリスと飾るお雛さま」も15日まで。
おかげさまで、これまでに沢山のお客様がお雛様に会いに足を運んでくださっております。
この場をお借りして御礼申し上げます。
また、初日だけの予定だった大西人形さんのお話もご好評のため、最終日15日の午後もお話し頂けることになりました。
もしお近くにお出掛けの機会がありましたら、ショールームにもお立ち寄りくださいませ。
最終日の15日のみ17:00で終了となります。
このお雛様イベントを通して、大西人形さんが日本の古典文様とモリスのデザインには共通点があるのではないかと。
お話を伺うとなるほど納得。想像を巡らせるたびにこの繋がりに浪漫が広がります。
キーワードは「立涌」(タテワキ・タテワク)。
今回展示をしている衣装着雛人形(京雛)のお着物の柄をみるとそれがみてとれます。
お人形屋さん目線で見るモリスのデザイン、大西さんの興味深いお話しもお楽しみくださいね。
お待ちしております。