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New!!『MORRIS&CO.×EMERY WALKER’S HOUSE』ディスプレイ

2023.07.04 / tokyo

紫陽花が雨に濡れて色鮮やかに見えるのも、雨の季節ならではの風情ではありますが、まるで梅雨明けしたかのような日差しの強い日も多く、そう遠くはない夏の気配を感じます。

さて今回は、弊社がお取り扱いしている数あるブランドの中でも、大変人気の高い『ウィリアム・モリス』の新しいコレクション『EMERY WALKER’S HOUSE』をご紹介いたします。


英国の思想家、詩人であり近代デザイン史上に大きな影響を与えたウィリアム・モリス。自然の樹木や草花などをモチーフにしたデザインは160余年を経た今日でも少しも新鮮さを失わず、世界中で根強いファンに愛され続けています。

モリスが生涯のうちに残した、多岐に渡る功績の中のひとつ、ケルムスコット・プレス社の設立をご存知でしょうか。彼は、活字のデザインに熱中し、自らのデザインにより美しく装飾された、手工芸による出版物を手掛けました。その折に、ビジネスパートナーとして協力した人物こそが、エメリー・ウォーカー卿でした。

Emery Walker
エメリー・ウォーカー卿は、彫刻家、写真家、印刷工として、アーツ・アンド・クラフツ運動の中心であった様々な組織団体において積極的に役割を担っていた人物。専門的なタイポグラファーとしての知識により、ウィリアム・モリスのケルムスコット・プレスをサポート。モリスのロンドンの住まい”ケルムスコット・ハウス”のほど近くに居を構え、毎日のようにお互いを行き来するほど親交を深め、美術工芸展協会などモリスが携わっていた団体をサポートしていました。 友情の証として彼の邸宅”ハマースミス・テラス7番地”には、モリス商会の家具など多くのモリスデザインが使われており、彼の一人娘ドロシーやその友人エリザベス、また1999年からはエメリー・ウォーカー・ハウス財団の努力により、驚くほど良い状態で保存されています。

すべてにおいて先駆者的な存在のデザイナーだったモリスにとって、 隣人であり友人、協力者、そして良き理解者であったエメリー・ウォーカー卿。今回のコレクションは、モリスのオリジナルデザインがふんだんに取り入れられたハマースミス・テラス7番地の彼の邸宅をベースに創られています。アーツ・アンド・クラフツ運動の素晴らしき痕跡である彼の邸宅から、多くのモリスデザインやハンドメイドの工芸品を再発見。まさしくこの邸宅とのコラボレート・コレクションとなっています。

それでは、収録アイテムをご紹介していきましょう。


こちらは、東京ショールームの、ウィリアム・モリスコーナーです。


画像左のカーテンは、Trent 227025
「トレント」とは、イギリスで3番目に長い川の名前。1888 年、モリス商会で最も高価なプリントテキスタイルという栄誉とともに誕生したファブリックです。
曲線を描くチューリップや曲がりくねるアカンサスの葉など、英国庭園の代表的なモチーフが描かれています。 モリスのデザイン理念である「広範囲に広がるリピートで目を楽しませる」「巧みに描かれたモチーフで魅了する」という 2 つの要素を表現したデザインになっています。ファブリックは右の画像のように3色展開、同柄の壁紙(アートワーク用)は2色展開です。


画像左のカーテンは、May’s Coverlet 237308
エメリー・ウォーカー卿の邸宅の寝室にある、印象的なクルーエル刺繍のベッドカバーのデザインを、再解釈したもの。オリジナルはモリスの次女メイによって、長年寝たきりだったとされるエメリーの妻のために作られたもので、モリス家とウォーカー家の女性たちの友情が生み出した創造性への賛辞でもあり、ウォーカー家で代々大切にされてきました。
リネン100%のベース生地に手作業で施されたメイのステッチは、彼女の驚異的な針仕事の才能を象徴するもの。オリジナルカラーを再現したインディゴの他、右の画像にある、絡みつく蔓のようなグリーンがあります。

*”刺繍の名手”であったメイ・モリスの素晴らしいデザインから着想を得た『MORRIS ARCHIVE V – MELSETTER』も2019年の発売以来、非常に人気の高いコレクションです。ぜひこちらもチェックしてみてください。


続いて、画像左のカーテンは、Bluebell 227038
英国で”春を感じる花”として知られるブルーベルの花を描いたもの。モリスの最も魅力的な資質のひとつは、このブルーベルのように、英国に自生する身近にありふれた”普通の花々”を愛したことでしょう。大きく描かれたアカンサスの葉や、絡み合う大きな葉で囲われた控えめなブルーベルは、春の森を彩るよう。

右の画像に見られるように、左右鏡写しのシンメトリックなデザインで、「(メインの花ではなく)第二の花」の名前をつけるという彼の伝統を引き継いでいます。1876年に描かれたデザインで、今回発売の3色の他に、素材や色使いなど表現が異なる既存色がございます。


画像左のカーテンは、Bower 227030
「バウワー」とは、庭や森の木々の下、日陰になる心地よい場所のことで、この高揚感溢れるデザインは、まさにそのもの。1877 年にモリスのパターンとして登録されたデザインで、生命力あふれる葉や花々が咲き誇るフローラル・ ワンダーランドを表現しています。ファブリックは右の画像のように4色展開、同柄の壁紙は3色展開です。


続いて、画像左のプリント生地は、Rose 227023
チューリップとバラの花が優雅に咲き誇る様と、ドラマチックな棘のある茎が重なり合ったデザインです。モリスは、このデザインに描かれている、雑木林の中で遊ぶ一対の楽しげな鳥のように、自然界の日常的なドラマをよく観察していました。1883 年にモリスが家具用生地としてデザインしたもので、エメリー・ウォーカー卿の邸宅の客室で広く使用されました。かつてアーカイヴコレクションに収録されていましたが、今回久し振りに再登場。ファブリックのみのアイテムで、イエロー系(227022)との、2色展開です。

画像右のプリント生地は、The Beauty of Life 227034
「The Beauty of Life」は、モリスが「文明が脅かされている、最新の危機に立ち向かえ」と熱烈に訴えた、1880年2月19日、バーミンガム芸術協会で行われた講演のタイトルです。この奮い起こすような叫びは、モリスの真髄であるスクロールする葉、美しい文字、遊び心のある野生動物のモチーフで装飾された豪華なインディゴカラーの生地に、永遠に刻まれます。モリスは、工業化された資本主義が「全人類から人生のあらゆる美を奪う」という脅威に立ち向かっていたのです。
こちらもアーカイヴコレクションに収録されていたデザイン。レタリングはウィリアム・モリス自身が発行していたケルムスコット・プレスの本からインスピレーションを受けています。ファブリックはこちらのインディゴ1色、同柄の壁紙は2色展開です。

左の画像の織り生地は、Flowers by May 237313
宝石のような魅惑的な色彩が、深い真夜中のようなインディゴカラーに映える草原の花々を、生き生きと描き出しています。ディテールの美しさが際立つこの生地は、もともとモリスの書斎に置かれていた17世紀の椅子の座面を飾っていたものです。モリス亡き後、次女のメイは「MM to EW」(May MorrisからEmery Walker へ)という献辞とともにカバー付きのクッションを作りました。「Flowers by May」には、世代を超えた友情が創造性を刺激するという物語があるのです。


こちらの画像の刺繍生地は、Daisy Embroidery 237310
鮮やかなマルチカラーが楽しい、1864年、モリス商会の初期の壁紙である「Daisy」の新しい刺繍バージョン。麻100% のベース生地に、厚みのあるステッチによるフローラルデザインが、手刺繍のようなクラフト感をもたらしています。


画像左のプリント生地は、Emery’s Willow
1874年に発表された「Willow(柳)」の背景に、遊び心あふれる泡のような形を配置しています。柳の木は、繊細に絡み合う枝と、わずかな風でも心地良くそよぐ葉を持ち、モリスが繰り返し使用したモチーフ。エメリー・ウォーカー卿の邸宅のダイニングルームに飾られていた、壁紙デザインが基になっています。画像の通り、3色展開のファブリックと、同柄の壁紙が4色のラインナップです。

画像右のプリント生地は、Borage
1883年、モリスによるデザイン。描かれている花は「ルリジサ」というハーブの一種で、蜂などの花粉を運ぶ者たちに好まれる植物。こちらは元々家具用生地として考案されたもので、精気溢れる花のパタ ーンと左右対称のデザインは、どんな家具にも生き生きとした視覚的な面白さをもたらします。エメリー・ウォーカー卿も、彼の邸宅の居間の家具用生地として使用しました。画像の通り、3色展開のファブリックと、同柄の壁紙が4色のラインナップです。


左の画像は、Bird Tapestry 237312
ペアの鳥が止まり、飛び立つ様子を交互に描いた穏やかで落ち着いたパターンです。こちらは、モリスが1878年に制作し、自身の邸宅”ケルムスコット・ハウス”の応接間に飾るために選んだタペストリーのデザインでした。美しく繊細に織り上げられたファブリックを、モリスに倣ってタペストリーのようにお部屋に掛け、モリスやウォーカー卿が生きた時代に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

右の画像、中央の壁紙は、Bird 217194
前述のBird Tapestryのデザインが、今回初めて壁紙になりました。重厚なカラーから、フレッシュなカラーまで、お部屋に合わせてお選びいただける4色展開です。


Birdタペストリーと、 Kelmscott House のドローイングルームの様子( Emery Walker による撮影)*William Morris Societyアーカイヴ資料より


こちらの壁紙は、Rambling Rose 217206
森の散歩道やコテージのガーデンに咲くイングリッシュローズを描いたもの。バラを象徴する「愛」や「純粋さ」のイメージとは相反するかのように、蔓が巻き付き、ねじれ、棘のあるバラが、迷路のような構造で描かれています。バラは、モリスの壁紙には珍しいデザインで、タペストリーや詩の中に登場することが多いモチーフです。1877 年に発表されたデザインで、今回のコレクションにて久し振りの復活となりました。
東京ショールームのパネル展示でご覧いただける、こちらのカラーを含む3色展開、壁紙のみのアイテムです。


また、こちらの画像の壁紙、Wallflowerは、1890年にモリスによってデザインされたもので、アカンサスの葉の曲線に優しく描かれたウォールフラワーがバイタリティに満ちた力強い印象を与えています。濃い点描がサーフェスプリントのテクスチャー感を表現している一方、薄色の葉模様が彫刻のような奥行きを表しています。エメリー・ウォーカー卿の居間に掛けられていた壁紙にインスパイアされており、こちらも、今回のコレクションで久し振りの復活となりました。画像の3色展開、壁紙のみのアイテムです。

ご紹介してまいりました新しいコレクション『EMERY WALKER’S HOUSE』いかがでしたでしょうか。
収録のアイテムは、モリスが最初に確立した高い技術水準を維持するために、手仕事によるタッチ、最高水準の織物やプリントの品質担保など、あらゆる努力が払われ作り出されています。

愛に満ち、創造性溢れるものだったとされるモリスやモリスの家族とウォーカー卿の関係性が垣間見えるような、 これまでコレクションに加わることのなかったデザインや、再び表現されたモリスの名作が収録された「EMERY WALKER’S HOUSE」は、すべてのインテリア愛好家にフレッシュで新たな気づきを与えてくれる、 世界中のモリスファン待望のコレクションです。

美しいデザインに目を奪われ、背景にあるストーリーに思いを馳せる、奥深いモリスの世界をどうぞお楽しみください!
もっと詳しくお知りになりたい方は・・・

Emery Walker’s House HP
エメリー・ウォーカーズ・ハウスのホームページで、実際のお部屋の中の様子もご覧いただく事ができます。*一部画像をこちらからお借りしています。

MORRIS WORLD.JP
ウィリアム・モリスのタイムレスなデザインと「美しい暮らし」のための情報をお届けすることをコンセプトとしたサイトです。

モリスワールド メンバーシッププログラム
お客様に特別な体験をお楽しみいただくための会員制度です。さまざまな会員特典をご用意しております。ぜひご入会ください。

New!!『HARLEQUIN』ディスプレイ

2022.01.15 / tokyo

2022年、新しい1年がスタートしました!
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

ショールームブログやInstagramより、引き続き新しい情報を配信していきますので、空間づくりのヒントにしていただければ嬉しく思います。

さて、新春の東京ショールームエントランスを飾るのは、HARLEQUIN(ハーレクイン)。洗練された中に遊び心があり、刺激的なデザインや革新的な質感、巧みな色使いで世界の人々に愛されているイギリスのエディターです。

今回のコレクション『COLOUR I』は、モダンなダマスク柄やアイコニックな花柄からシャープな幾何学柄まで、盛りだくさんのラインナップをお楽しみいただけるコレクション。

Rewild(自然への回帰)
Renew(再生)
Retreat(安らぎ)
Reflect(現代を映す)

時代を反映した4つのテーマのもと、HARLEQUINの代表的なデザインにビビットな新柄が加わって、様々なシーンにコーディネートできる幅広いテイストのファブリックと壁紙が揃います。

そのディスプレイがこちら↓↓

左右2つの異なる世界観で構成しています。

それでは、左から順番にご紹介していきましょう。

ひと際目を引くパネル柄の壁紙は、「Floreana」。HARLEQUINのデザインチームによるのコラボレートで作られたもので、ペンやインクで描かれた繊細なディテールから、絵画のように重なった木々や美しい色彩まで、”ボタニカルの祭典”とも言える華やかさ。

また、ベース部分にもご注目ください。

Floreana 112777

Bleached Coral(展示色)のマイカベースは繊細なきらめきを持ち、描かれた植物が生き生きと感じられます。

このマイカ(雲母)、身近なところでは車の塗装やお化粧品に含まれる真珠のような光沢感を思い浮かべていただくと、分りやすいでしょうか。もしくは、日本でも古くから唐紙や浮世絵の印刷に使われている「雲母擦(きらずり)」という技法にも通じるものもあるのかもしれません。

ちなみに、もう1色のBlack Earthバージョンは、モノトーンで描かれた静かなイメージの植物柄が、玉虫色に輝くゴールドのベースによって上品な光をまとうカラーリング。

 Floreana 112778

同じデザインでも、全く違った表情で、様々な表現テクニックへの拘りを感じます。

Dance of Adornment 121008

続いて、画像左側のドレープ生地は、今回のコレクションブックの最初のページを飾る、「Dance of Adornment」。熱帯雨林の茂みにカモフラージュされた中に、よく見るとカラフルな鳥たちが生き生きと描かれています。

右側は、サテンのドットがアップリケされたシアー生地、「Yoko」。復活柄なので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、動きのあるユニークなデザインです。

Melora 112760

続いてもう1種の壁紙は、鮮やかな色彩とボタニカルな雰囲気溢れるモダンなダマスク柄の、「Melora」。インクのカスレや、少しズレたり重なったりした表現で、手刷りの風合いを醸し出しています。

Matupi 12100

そして、画像左側のドレープ生地は、アジアの熱帯草原にちなんで名づけられた「Matupi」。さまざまな植物の葉が草原を吹き抜ける風になびいたように描かれてます。

画像右のドレープ生地は、サンゴの仲間の名前に由来する、「Gorgonian」。 珊瑚礁と熱帯雨林の植物からインスパイアされたデザインで、リネン地に光沢のある刺繍という対照的な質感の組み合わせが、ナチュラルテイストに上品さをプラスしています。

cusions

また、足元のクッションでモダンなイメージをプラスしています。

ご紹介しました今回のディスプレイ、新年にふさわしくフレッシュなカラーが、見るたびに明るく元気な気分にさせてくれます。HARLEQUINが得意とする、鮮やかなボタニカルと彩り豊かな抽象的デザインのマッチングをお楽しみください。

★今回のエントランスディスプレイを、東京ショールームのInstagramアカウントでもご紹介しています。ぜひ、あわせてチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/p/CYV6S5xrmge/

New!!『RUBELLI』ディスプレイ

2021.12.28 / tokyo

2021年もいよいよあと僅かとなりました。大掃除やお正月の仕度など、何かと気忙しくお過ごしのことと思います。

さて、東京ショールームでは装いを新たに新年を迎えるべく、今年最後の模様替えをしました!その中から今回はイタリアのラグジュアリーブランドRUBELLI(ルベリ)展示コーナーをご紹介いたします。

RUBELLIコーナー

水の都ヴェネチアの’’運河の煌めき’’を思わせるようなブルーのドレスにご注目ください!!まるでカーニバルの仮面舞踏会から飛び出してきたかのよう。

肩からまとうガウンは、ピュアシルクダマスク織りの「San Polo(サン・ポーロ)」。2021年、RUBELLIのお膝元であるヴェネチアが、共和国建国から1600年を迎えたことを記念して創られたシルク生地の究極の逸品です。

カラーパレットは16色。これは、1600年にちなんで1世紀ごとに移り変わる時代、そして街からインスピレーションを受けています。

この「San Polo(サン・ポーロ)」のデザインソースとなったのは、時代を超えて高い人気を誇るRUBELLIのアイコン的なデザイン「San Marco(サン・マルコ)」。このSan Marcoのデザインスケールを半分にし、より鮮やかなカラーで表現することでクラシカルなダマスク柄をコンテンポラリーに寄せています。経糸と緯糸の絶妙なコントラスト、上質で軽やかなシルクの質感を、ショールームにてぜひお手に取ってご覧ください。

そして、今回のコレクションのサンプルブックは、見開きでSan Marco とSan Poloが収録されているのですが、皆さまお気付きでしょうか?

…2つの名前を合わせると、ヴェネチア出身の商人・探検家として有名なマルコ・ポーロになります!彼が旅したシルクロードを通って東洋から西洋へと伝わったシルク。RUBELLIが織りなすこの究極のシルクのコレクションへの繋がりを感じます。

タイムレスに愛され続けるダマスク柄の、王道とも言えるSan Marcoとコンテンポラリーに進化を遂げたSan Poloの兄弟柄。ヴェネチアが誇るシルクファブリックを継承し続けるRUBELLIが培ってきた経験とものづくりへの情熱から生まれる、エネルギーに満ち溢れたファブリックです。

サンプルブックの扉の内側には、ヴェネチアならではのこんな風景も。

続いて、今回展示に加わりました壁紙、新作の『THE WALLS OF VENICE VII』コレクションより3点をご紹介いたします。

まずこちらの壁紙が、前述のファブリックと同柄の「San Marco Wall」です。表面のビニール素材にエンボス加工が施され、織物の立体感が表現されています。

次に、「Déjeuner Sur L’herbe Wall」トワレドジュイのコンテンポラリーな新解釈で「草の上の朝食」という意味の名前がついています。自然の中で語らう様子が生き生きと描かれており、大変優雅な雰囲気です。

最後に、「Burano Wall
2つの橋、運河、ヴェネチアンゴシックの窓…カラフルなヴェネツィアのブラーノ島がテーマとなっています。キャンバス地に描かれた油彩画を飾る感覚で、アクセントクロスにいかがでしょうか。

改めまして、今年も1年マナトレーディングをご愛顧いただき、また、ショールームブログをご覧いただきまして誠にありがとうございました。
それでは皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。

※東京ショールームは2021年12月29日より2022年1月4日まで冬期休業となります。

New!!『Sanderson』ディスプレイ

2021.10.16 / tokyo

秋の虫の声が聞こえ、いつの間にか日暮れが早くなっていることにふと気が付き、季節の移ろいを感じます。

さて、今回は少し前から東京ショールームにて展示を開始しております、サンダーソンの160周年記念コレクション、その名も『ONE SIXTY』のファブリック壁紙をご紹介したいと思います。

英国王室御用達ブランドとして名声を誇る『Sanderson』は、1860年の創業以来、英国の美しい自然からインスピレーションを受けた数々のデザインを生み出し続けてきました。

今回のコレクションは、中でも長きに渡り愛されてきたアイコニックなデザインを選りすぐり、さらに新しいカラーパレットもプラスされ、トラディショナルからコンテンポラリーまで様々なテイストにマッチするアイテムが揃いました。

こちらが、東京ショールームのサンダーソンコーナー。
このフローラルデザインの豊かなバリエーションと言ったら!!これぞサンダーソンの真骨頂、歴史の長さを感じます。

それではまず、代表的な花柄デザインのひとつ『ROSE AND PEONY』を例にとってバリエーションの展開をご紹介したいと思います。

『ROSE AND PEONY』は1914年に初めて壁紙デザインとして誕生しました。その後1929年にプリントファブリックとして、多色へ展開した伝統的なアイテムです。

画像左は継続カラーのシックなレッド、画像右が明るく爽やかな新色、セージ&コーラルです。

そして、こちらのクッションも同じく『Rose&Peony』の新色、チェリー&ビリジアン。ポップで少しレトロな雰囲気も漂うカラーリング。生地は前述の素材とは違うベルベットで、とても触り心地の良いクッションに仕上がりました。小物使いでも十分に存在感があり、アイキャッチなお部屋のアクセントになりますね。

さらなるバリエーションとして『Rose&Peony』からインスピレーションを受けてデザインされた『Very Rose and Peony』。オリジナルの花柄を拡大して配置しており、カラーも鮮やかでドラマチック。よく見ると、経年変化したようなカスレが表現されており、どこか懐かしいけれど新しい魅力溢れる新作です。

こちらもまた、張りのあるコットンリネン(画像左)と柔らかく重厚なベルベット(画像右)2種類素材違いでお楽しみいただけます。

次に、こちらも人気の高いデザインのひとつ『Dandelion Clocks』。風に舞うタンポポの綿毛を表現したもの。レトロでポップな印象の楽しいデザインです。

続いて壁紙をご紹介します。
画像右側は先にファブリックをご紹介した『Dandelion Clocks』です。新色含め、6色展開の豊富なカラーバリエーション。ファブリックとは少しデザインが違っていますので、比べてみてください。

そして左側は、英国紳士がキツネ狩りに興じているシーンを描いた『Tally Ho』。タリホーとは、キツネ狩りの際、獲物を見つけた時の掛け声なのだそうです。猟犬はおそらくフォックスハウンドでしょうか。躍動感に溢れていますね。書斎や趣味のお部屋にいかがでしょうか。

ストーリーのあるデザインの壁紙としてもうひとつご紹介したいのが、画像中央上段のトワレ柄。イソップ寓話のシーンを表現した『Aesop’s Falbles』です。「ウサギとカメ」「キツネとツル」など日本でも広く知られるお話が描かれています。

最後に、壁紙展示コーナーに施工しました『Hykenham』をご紹介しましょう。こちらは小窓を囲むように貼ってありますので、実際お部屋に施工した様子がイメージしやすいかと思います。

このクラシカルなフローラルデザインもまた、サンダーソンを象徴するデザインのひとつで、上へと立ち昇るように曲線を描く枝葉の流れ、それに沿って咲き誇る花々がとてもエレガント。何十年もの間、当時のデザインスタジオを支えたケニス・トゥルーマンによるデザインです。彼は、特徴を捉えた花の表現や、パターンとしての配置にこだわり、いくつもの人気デザインを生み出しました。

160年の歴史の中で生み出された、今も色褪せないデザインと、アーカイブをもとに進化、挑戦し続けるサンダーソン。英国に根付く歴史と伝統に裏打ちされた素晴らしいデザインの数々を、ぜひお楽しみください。

モリス新コレクション『QUEEN SQUARE』

2021.03.09 / tokyo

先日、大阪ショールームのブログでご紹介しましたように、今シーズンのウィリアム・モリスは、英国の著名な建築家でありインテリアデザイナーでもある、ベン・ペントリース氏とのコラボレートコレクションです。

今回のコレクション名『QUEEN SQUARE』は、ロンドンに実在する区画の名前で、かつてモリス商会の工場やショールームがあった場所であるのと同時に、ベン自身の家がある場所でもあるという偶然の一致に因んで名づけられました。

彼にとってのモリスデザインは、10代の頃からの興味の対象であり、懐かしい思い出とともにあると言います。その思い入れの深さは、自身のプロジェクトのほとんどに、モリスのデザインを取り入れているというほど。

そんな彼にMorris&Co.から、モリスのオリジナルデザインのセレクションの「リ・カラー」という、打って付けの依頼が舞い込んだというわけです。

東京ショールームでは、現在エントランスに展示しております!

ご覧ください!このカラーリング。ベンの遊び心のある美学が余すところなく反映されています。
キーカラーはオリーブ、ターコイズ、トマトスープカラー。お馴染みのモリスのデザインが70年代を彷彿とさせるカラーで雰囲気も一新。

レトロモダンな家具に合わせてみても!

日本の美術工芸の影響を受け「菊」をモチーフにデザインされた『Chrysanthemum』は、ターコイズとコーラルの個性豊かな色調に。存在感のあるフリンジを選び、カーテン上部と裏地にターコイズの無地を合わせて、よりプリント柄が引き立つスタイルに。

セブンチェアには円形のシートクッションを。
直径35cmサイズに切り取ってみても十分華やかな印象に。

写真右側の『Daffodil』は、何年も生産されていなかった柄を今回のリ・カラーで再度紹介。ここに描かれている「Daffodil(水仙)」は英国において春の訪れを告げる花、日本で言う「桜」のような存在なのだそうです。縁には『マナテックス』の『ミリーポンポン』をあしらい、裏地は同じく 『マナテックス』の『コローレ』より水仙の花に合わせたイエローを選んでいます。

 

そして、壁紙の『Willow Bough』はベン自身のお気に入りのデザインのひとつ。川辺の散歩道、風に揺れる「柳」を表現したデザインが、彼のリ・カラーにより枝をめぐらせる森の木々のようにも見えてきませんか?

今までのモリスデザインのイメージとは角度を変えた解釈で、幅広いインテリアスタイルに取り入れていただけるのではないでしょうか。

また、こちらのような色彩豊かなデザインも、すっきりとした『Sanderson』のストライプ柄と貼り分けて抜け感を演出。切り替え部分には弊社取り扱いブランド、ベルギーの『ORAC』のモールディングを使用しています。

** ご紹介 **

現在東京ショールームでは、ベン・ペントリース氏が、かつてモリス一家が暮らしたケルムスコット・マナーを訪れた際に記したブログに基づき、その旅の軌跡を再現したムービーを上映しています。

いつか行ってみたい場所リストに追加したくなるような、英国の美しい自然の中をドライブし、モリスの暮らしの痕跡を感じる旅の気分を味わっていただける映像、ご来場の際はぜひご覧になってみてください。

また自由に旅行を楽しむことが叶う日を心待ちに…

NEWモリス!

2021.02.27 / osaka

今シーズンのWilliam Morris(ウィリアム・モリス)は、
英国の著名な建築家であり、インテリアデザイナーでもある
ベン・ペントリース氏とのコラボレーションコレクションとなっております。

彼のユニークな色彩感覚によって生み出された、モリスの
新しいカラーデザインのファブリックと壁紙がラインアップ。
従来にはなかった鮮やかな色使いで、新たなモリスの魅力が引き出されました。

既存のモリスの生地と一緒に並べてみました。
どちらが新しいデザインか分かりますでしょうか?

◆ウイローボウ

左(既存):ウィローボウ2 右(新作):Willow Bough 226842

フレッシュなブルーの地に描かれる柳の葉は、
晴天の日に風でなびく柳の姿が鮮やかに想い起こされます。


ソファの張地にも。白の壁にフレッシュなカラーが映えて素敵です。

◆ヴァイン

左(既存):ヴァイン1 右(新作):Vine 226852

既存のヴァインがヴィンテージライクな落ち着いたカラーリングなのに対し、
新作はブドウの実と葉の豊かさが鮮やかなコントラストで表現され
個性的でよりエネルギッシュな生命力を感じます。

◆クリサンティマム

左(既存):Chrysanthemum PR7612-7 右(新作):Chrysanthemum 226855

鮮やかなターコイズとコーラル、そしてピンクと少しくすんだオリーブの色が
絶妙なバランスで配色され、より一層華やかさでオリエンタルな雰囲気に。


イメージショットはすべてペントリース氏のご自宅で撮影されたそうです。
家具やアート、調度品など、ヴィンテージと新しいものを組み合わせてコーディネートされていて
とても素敵です。ぜひコーディネートのご参考にしてみてください。
他の写真はこちらからご覧いただけます。

最後に壁紙もご紹介いたします。
◆ブラックトーン

左(既存):Blackthorn 216857 右(新作):Blackthorn 216962

オリジナルよりもビビットな色使いで、見慣れたデザインも新鮮に映りますね。

Pure Morrisに続き、新しいモリスの世界を体感できるコレクションです。
ショールームにはハンガーサンプルも入荷しておりますので、
ぜひ実際の生地や壁紙の色や風合いをお確かめください。

 

HARLEQUIN ☆キッズコレクション☆

2021.02.22 / tokyo

洗練された中に、遊び心があるデザインで世界の人々から愛されている英国ブランド『HARLEQUIN』(ハーレクイン)より、待望のキッズコレクション『BOOK OF LITTLE TREASURES』が発売されました!

毎回人気のこのコレクション、今回も1冊の見本帳に生地と壁紙の両方が収録されており、お部屋をトータルで明るく楽しくコーディネートすることができます。

例えば、こんな組合せで。。。

BOOK OF LITTLE TREASURES

女の子がダンスをしたり、ポーズをとったり。リズミカルで楽しい雰囲気の生地に、どれを履いて出かけようか、わくわくしてきそうなシューズを並べたデザインの壁紙を合わせて!

BOOK OF LITTLE TREASURES

銀河の中をきらめく星や惑星を描いたダイナミックな壁紙に、飛び立つスペースシャトルを刺繍とアップリケで表現した生地を合わせて、宇宙に夢を。。。

BOOK OF LITTLE TREASURES

街にサーカスがやってきた様子をイラストタッチで描いた壁紙に、カラフルな気球や虹色ストライプの生地を合わせて!

BOOK OF LITTLE TREASURES

東京ショールームでは、こちらのコレクションの特設コーナーを設けて展示中です。

この春、新居へのお引越しや、新入学の節目など、ご自分のお部屋を持つお子様に、お気に入りのデザインで楽しい空間をプレゼントされてはいかがでしょうか。

新作『モナ』を使った2つのコーディネート

2020.11.16 / osaka

10月から新アイテムを追加し、
バージョンアップしたSATELLITEシリーズ。

今回はOMBRÉより、新作『モナ』を使った
2つのコーディネートをご紹介いたします。

リネン調のざっくりとしたシアー地の裾部分と中央部分に、
コットン調の太目の糸で草花柄がたっぷりと刺繍されたモナ。

エレガントなデザインでありながらも、ナチュラル感とハンドクラフト感があり、
トレンドの「自然」や「手仕事感」を感じられるデザインとなっております。

柄の高さが裾から144.5㎝あるので、掃き出し窓を華やかに彩ります。
透け感は抑えめなので、外からの視線が気になる場合でもおすすめです。

ショールームでは、ベージュ色の『モナ163』に
光沢感と立体感のあるドレープ『ティントレット14』を合わせました。

一見意外な組み合わせですが、ティントレットの羽が重なり合うようなモチーフと、
モナの花柄の曲線的なラインがマッチして、とても上品な雰囲気に。
ベージュ系のワントーンコーディネートにすることで、
それぞれのデザインの立体感や質感がより際立っているようにも感じられます。

もう一色、ホワイトの『モナ900』はベッドスプレッドに。
ベッドの足元に裾柄のデザインを活かして仕立てました。

サテン地『メイサ10』のベッドスプレッドをもう1枚下に合わせ、
ほんのりピンクの色が透けて見えるように。
今回はよりフェミニンさが感じられるカラーにしましたが、
ティファニーブルー(メイサ11)で爽やかにしても、グレー系(メイサ6)で少しシックに合わせても素敵だと思います。

カーテンやクッションには、アラビアンタイル柄の『カリスト207』を合わせ、
上質感と艶めきをプラスしています。

ショールームでは、カーテンだけでなく
こうしたベッド周りのファブリックのご提案もさせていただいておりますので、
ぜひお気軽にご相談くださいね。

※ただいまショールームはご予約制となっております。
ご予約はこちらからお申込みいただくか、ショールームまでお電話ください。
大阪ショールーム TEL:06-6251-1970

モールディングを取り付けてみました!

2020.09.20 / tokyo

さて、今回は東京ショールームのモールディング取付講座のお時間です。
前回のブログでご紹介しました、MATTHEW WILLIAMSON(マシュー・ウィリアムソン)
パノラミック壁紙 「Tiger Grove」用に合わせて、
スタッフ自ら取り付けた様子をリポートします。

使用するモールディングは弊社取扱いのベルギーのブランド、ORAC(オラク)の商材です。

まずは、貼付ける箇所にマスキングテープでマーキングします。
今回は追加で設置することもあり、既存の壁紙の上から施工します。

本来は壁紙を貼る前の下地の状態でモールディングを取り付けるのですが、
モールディング自体に負荷が掛かる場合や、
大きい部材の場合は、自重で剥がれる危険があるため
必ず下地の状態で取り付けてくださいね。

次にモールディングを枠内に収まる様カットします。
ORACのモールディングの素材は高密度ポリウレタンのため、
垂直に切るだけであればのこぎりなどで簡単に加工できます。
原料を型に流し込んで成型するため、
繊細で美しい模様が揃っているのも、ORACの魅力のひとつです。

部材をカットし終えたら、早速壁に貼っていきましょう。
貼り付けには専用の接着剤を使います。

コーナー用の部材を貼り付けたところで、柄の向きが合わないことが発覚っ!
こちらの写真は、慌てて縦のパーツを貼りなおしているところです(笑)

モールディングのデザインによっては、上下の柄向きが決まっています。
これは実際に自らの手で作業をしなければ、分かりませんでした。
D.I.Y.で大切なのは、
接着剤で貼り合わせる前は、必ずシミュレーションをすること!!
(基本中のキホンですね)

さて、縦軸のパーツを貼り終わりました。
今回は左右の側面を先に貼り付け、
上下の部材は、長さを調整しながら貼り付ける作戦です。
傾斜が目立ちやすい側面を優先して貼っていくと、きれいに仕上がりますよ。


これでモールディングの貼り付け作業は完成です!

ジョイント部の隙間や、傷が出来た場合は、
専用の充填剤で補修して、約一日乾燥させます。


接着剤が乾いたら、最後の仕上げ。塗装です。
塗料には市販のアクリル系の塗料をお使いいただけます。
今回は既に取り付けているモールディングの色と同じ、マットなホワイトです。

写真は、塗装した最後のデコレーションパーツを貼り付けるショールームスタッフです。
正に画竜点睛ともいえる仕上げの作業をする二人。
今、後ろから声を掛けたら 睨まれそうですね…


完成!!
塗装が乾燥すると、まるで石膏で作られたような高級感のある仕上がりになりました。

最後に、モールディングの枠に合わせて壁紙を施工してもらいます。

 

モールディングの額縁で縁取られた壁紙は、
まるで巨大な一枚絵を展示しているかのよう。
額縁の中に一歩足を踏み込んだら、常夏のジャングルに迷い込んでしまいそうな
迫力あるパネル壁紙が完成しました。

ORAC(オラク)では、今回ご紹介しました壁面の額縁だけでなく、
クラシックからモダンまで、廻り縁や腰壁、間接照明用の部材など、
多種多様なデザインを展開しています。
ぜひこれらのデコレーションパーツから
あなたの空間をより豊かにするヒントを見つけてみてくださいね!

◇今回使用した商品詳細はコチラ
腰壁用モールディング: P1020
P1020用コーナー材: P101A
内装用専用接着剤
ジョイント部 充填剤

◇その他のORACの商材検索はInterior Libraryをご活用ください!

マシュー・ウィリアムソンの鮮やかな空想の世界へ!

2020.08.18 / tokyo

7月の冷夏を巻き返すような酷暑が続いていますね。
ショールームへお越しの皆さまも熱中症に気を付けてお越しくださいませ。

さて先日東京ショールームではこの季節にぴったりの壁紙に貼り替えました。
なかなか旅行に行きづらいこのようなご時世だからこそ、
お部屋の中で海外の風を感じてみるのはいかがでしょうか。

手前の虎がいるジャングルのデザインは「Tiger Grove」
奥の鮮やかなオウム柄のデザインは「Ventura」
いずれもイギリスのブランド、
MATTHEW WILLIAMSON(マシュー・ウィリアムソン)の新作、
『DAYDREAMS WALLPAPER』コレクションの一つです。
DAYDREAMS(白昼夢) というコレクションテーマが示す通り、
デザイナーのマシュー・ウィリアムソンが思い描く、鮮やかな空想世界がひろがります。

「Tiger Grove」は青々と生い茂る樹木や南国の花々の間から、
こちらの様子を伺うトラやサル、南国の鳥たちの様子が表現されているデザイン。
高さ3Mの壁紙パネルを3枚組み合わせて、巨大な一枚絵を作り上げます。
今回ショールームの展示では、額縁に収まるよう、3枚の内2枚を使用して収めました。

Interior Libraryでは、そのデザインの隅々まで拡大画像でご覧いただけますので、
どんな動物が隠れているか、ぜひ探してみてくださいね。

もう一つのデザイン、「Ventura」は、マシューのデザインではおなじみの
トロピカルな花鳥柄のデザインです。
色鮮やかなオウム、トケイソウやフルーツなどが、
ヴィンテージ感のあるサークルのパターンで配されています。

隣に展示されている鮮やかな刺繍の生地は、マシュー・ウィリアムソンの
前回のコレクション『DEYA』コレクションで発売された、「Selva」
天性のカラーセンスをもつ彼のコレクションは、全て組み合わせができるよう、
綿密なカラーバランスによって構成されているのも、大きな魅力です。

さて次回は、これらの壁紙を縁取るモールディングの施工現場をリポートします。
この「Tiger Grove」を設置するにあたり、
弊社取り扱いブランド ORAC(オラック)のモールディングを、
スタッフ自らの手で施工しました。

実際に取り付けてみると思わぬ発見もあったり ―。
詳しくは来月のブログにてご紹介します!