MANAS TRADING

「イベント」カテゴリーのブログ一覧

ラグコレクション

2020.12.14 / osaka

モダンからナチュラルまで、さまざまなシチュエーションに合わせてご使用いただける
MANASオリジナルのラグが発売になりました。

大阪ショールームでは、arflex(アルフレックス)様にご協力いただき
モダン家具とMANAS新作ラグによるリビングシーンの展示を行っております。


トープグレーのレザーソファに合わせたのは、
TRISCIA BORDER(トリシアボーダー) TB01』。
やわらかなテクスチャー感のあるカットパイルに、
光沢感のあるループパイルのボーダーラインがアクセントになっています。

シンプルでコンテンポラリーなデザインで、様々な空間に合わせていただけます。


パーソナルソファの前には、『TERRA(テラ) TR03』を。
TERRAは、海洋から集められたポリエステル素材をアップサイクリングした糸で作られています。
サスティナブルな素材を使用していながらも
まるで天然素材のようなやわらかでナチュラル感のあるテクスチャーが魅力です。
一見単色の無地に見えますが、複数の色糸を組み合わせ深みを出したカラーリングに。
ベーシックカラーのグレー、ベージュ、ブラウンのバリエーションに
アクア、テラコッタ、ディープグリーンを加えた9色展開です。

オリジナルラグの他、
ラグブランドのLIMITED EDITION(リミテッド・エディション)
ROMO(ロモ)WIND(ウィンド)のラグサンプルもご紹介しております。

12月18日(金)まで開催しておりますので、
ラグをお探しの方はぜひこの機会にお越しください。

 

~Paris デコ・オフ速報~

2020.01.20 / osaka

今年もパリでは、最高級のテキスタイルを扱うエディターが新作発表会を行うイベント
デコ・オフ、メゾン・エ・オブジェが開催されています。

各エディターのSNSに投稿されている写真より、最新の情報をお届けいたします。

この時期のパリは、色とりどりのファブリックで彩られたシェードが吊るされ、
街全体がお祭りのように華やかになります。

WIND(ウインド) Instagram@windexclusivedesignより

昨年のデコ・オフでも見られましたが、
屋外に大きなソファが設置されている様子が今年も見られました。

OSBORNE&LITTLE(オズボーンアンドリトル) Instagram@osborneandlittleより

インスタ映え抜群なこちらのソファには、
オズボーンアンドリトルの新作ファブリックが使われています。

そして今年はベッドメイキングのディスプレイも、街中に出現!
ELITIS(エリティス) Instagram@elitisfranceより

日本ではまず見ることのできない展示方法に、思わず目を奪われました。
ドームの周りをお花の鉢で飾られているところは、さすがパリ。素敵です。

さて、今年のトレンドカラーは何色でしょうか?
いくつかのエディターの写真を見ていると、「黄色」が目立っているような気がします。

RUBELLI(ルベリ) Instagram@rubelli_group より


ルベリのショールームでは、黄色のカーテンや、スツールが印象的に展示されています。

LIMITED EDITION(リミテッド・エディション) Instagram@limitededitionrugs より

ラグブランドのリミテッド・エディションでも、黄色をメインにした写真がトップに。

オリンピックイヤーの今年、明るく輝くようなイエローがトレンドカラーだと
なんだか嬉しい気持ちになります。

新作のサンプルが日本に届くのは、もう少し暖かくなってからになります。
本年もよろしくお願いいたします。

そして、色合わせのレシピ

2019.12.23 / nagoya

今日のテーマは壁と色です。

住宅の壁の仕上がりといえば、一般的には壁紙、木板張り、塗り壁などがありますよね。
そして最近のホテルやショップなどでは、モールディングで壁面装飾された壁を目にする機会が増えてきています。
例えばショールームの周辺でも、コーヒーショップやブーランジェリー、洋菓子店の外観などにも使われていて、まるでパリの街にありそうな店構えでお洒落です。

↑写真は海外のホテル(ORAC施工事例写真より)

さてモールディングの壁面装飾といえば、名古屋ショールームのこちらも塗り壁+ペイントしたモールディングを壁面に配置したデザインがご覧いただけます。

この時ペインティングに使用したのが英国のペイントブランド「FARROW&BALL」(以下F&B)の塗料です。多彩な色展開とニュアンスカラーが充実しているので、色見本をみているだけでもワクワク心が躍ります。

そういったご縁もあり、先日、「F&B」を取り扱うCOLORWORKSさんと一緒に「カラーと壁面装飾を考えるセミナー」をプロの方対象に開催いたしました。
セミナーではF&Bが提案する6つのニュートラルカラーを基調に、最近人気の高まっている壁紙と塗り壁を組み合わせたインテリアをイメージして、おすすめコーディネーションをご紹介していきました。

例えば一般的な住宅のほとんどの部分にみられる白系の壁をご想像してみてください。
定番の白系(白っぽい色)といっても、よく見てみると赤味を帯びていたり、ほんのり緑系、黄系などベースの色味があり実は純粋な白ではないことのほうが多くありませんか?そのニュアンスの違いが空間をまったく別の印象にしてしまうくらいニュートラルカラーを選択することには大切な役割があります。

そこで、今回はセミナーの時にご提案した壁紙とカラーの色合わせのレシピを特別にご紹介したいと思います。(ご紹介する組み合わせはあくまでひとつの参考例として捉えてくださいね)

レシピ① Seasons by May 216685(典型的なクラッシック調の柄)
壁紙のベース色分析:ゴールド系マスタード色
おすすめの色合わせはイエローベースのニュートラルカラー
F&Bカラー:New White 59(アクセントにはくすんだブラック色→Off‐Black 57

↓こちらは壁紙のカタログに掲載されている写真です。

レシピ② Les Cerisiers Sauvages TP289-03(和風モダン、ジャパネスク柄)

壁紙のベース色分析:グリーン色
おすすめの色合わせはグリーン系のニュートラルカラー(すっきりとした白)
F&Bカラー:Slipper Satin 2004(アクセントには日本からインスピレーションをうけたBancha 298、これは番茶では!?)

レシピ③ Contemporary PRI208(モダンでクールなテイスト)

壁紙のベース色分析:シルバー×ブラックのベースにカッパー色系の暖色がアクセント
おすすめの色合わせはクールなニュートラルカラー
F&Bカラー:Blackened 2011(アクセントには黒に近いパープル色→Paean Black 294

アクセントの色は、例えば幅木や廻り縁などのモールディングの色に取り入れてみたり、レシピ①のように暖炉や奥まった壁などのポイントに取り入れても良いですよね。またはクッションや家具などの色の参考にしてみてくださいね。

色の繋がりやコントラストと共に、こうした素材感の融合がよりお部屋を有機的で豊かなものにしてくれます。
心地のよい空間には、必ずあなたにぴったりな色合わせのお手本が潜んでいるはずです。
日常の何気ない白い壁も、少しだけ意識してみると発見があるかもしれませんよ。

『ROUEN VELVETS』発売と明星大学貴重書コレクション展「ウィリアム・モリス」

2019.11.10 / tokyo

今月11月8日にMorris & Co. (ウィリアム・モリス)より
新作『ROUEN VELVETS』コレクションが発売されました。

2019年2弾目のコレクションは、若かりしモリスが旅したフランス旅行をヒントに、
大聖堂の荘厳で色彩豊かなインテリアからインスパイアされた、
極上のプリントベルベットコレクションです。

コレクション名の「ROUEN (ルーアン)」はフランス ノルマンディー地方の都市名であり、
ゴシック建築の代表作の一つである「ルーアン大聖堂」よりとられたもの。


大司教がまとうローブのように柔らかく深い色合いの真紅。
ダークグリーンやネイビーの重厚な色の中から浮きあがる、
チューリップやハニーサックルの鮮やかなコントラストは、
まるでバラ窓のステンドグラスのような色彩です。

東京ショールームでは現在クリスマスシーズンに向けて、
この『ROUEN VELVETS』のディスプレイを計画中。
その様子はInstagramやブログでも更新予定ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

さて、今回はそのウィリアム・モリスに関連したイベントを一つご紹介しましょう。
先日 東京都日野市の明星大学構内にある、資料書図書館にて開催中の
ウィリアム・モリスの展覧会に行ってきました。

ウィリアム・モリスといえば、デザイナー、詩人、社会運動家など多方面にわたって活躍し、
近代英国デザインに大きな影響を及ぼした人物として、現在その功績が広く知られています。
これまでマナトレーディングでは、インテリアファブリックや壁紙などを扱う傍ら、
「アーツ&クラフツ運動」の精神を根幹としたモリス商会と、そのデザインについて、
機会あるごとにご紹介してきました。 (→詳しくはコチラ)


「Strawberry Thief 」 212564

今回の展覧会は、モリスの思想を形にしたもう一つの事業
―ケルムスコット・プレス(私家印刷所)とその出版書籍にスポットを当てたもの。
モリス自らが著作した物語や詩篇、または編纂を手掛けた書物の展覧会です。

明星大学では、ケルムスコット・プレスが出版した書物53書目66巻のうち、
そのほとんどにあたる65巻の書籍をコレクションとして所蔵おり、
その全巻を3期に分けて展示しています。

展覧会では、貴重な書籍の展示だけでなく、
当時ケルムスコット・プレスで導入していた印刷機と同型の活版印刷機や映像資料も視聴でき、
モリスの書物にかける情熱や思想を感じながら、
その美しい装丁をゆっくり鑑賞することができます。


「Pimpernel 」 210386

大の読書家であったモリスは、幼少期から古代神話や中世の歴史書、
建築や社会思想などあらゆる文献を読み漁り、
「美しい書物こそ人々の心の豊かにするもの」と確信していました。

本を編纂するにあたり、モリスがまず参考としたのが主に15世紀ごろの歴史書や聖典の写本。
モリスは文章と挿絵のレイアウトや紙を徹底的に研究し選定、
より美しく読みやすい独自のレイアウトを開発、さらには活字体のデザインまでも行っています。


William Morris Gallery HP 参照

また各章の扉絵や装飾頭文字は、自身で描くだけでなく、
ラファエル前派の代表的な画家であり、生涯を通して友人でもあった、
エドワード・バーン=ジョーンズも数多く手掛けています。

 

さてモリスの追求した「本は美しいものであるべき」という信念は、
今回の展覧会の主役であるこの書籍をもって、大成したといっても過言ではないでしょう。


「チョーサー著作集」

モリスが敬愛した14世紀の詩人、ジェフリー・チョーサーの作品を編纂したものです。
中でも「カンタベリー物語」はその当時の民話や騎士物語や滑稽話など
ユーモアと風刺を交えて綴られており、イギリス中世文学の最高傑作とされています。

1ページごとにモリスのこだわり抜かれたレイアウトと、挿絵が施され、
扉絵に描かれたバーン・ジョーンズによる87点もの木版画が、読む者を次の物語へと誘います。

縁飾りのぶどうはモリスのファブリックや壁紙でもお馴染みのモチーフのひとつ。
物語を読み進めるうちに、芳醇なぶどうや花々の香りが漂ってきそうな、
なんとも贅沢な読書体験ができそうな一冊です。
この著作集は、現在「世界三大美書」のひとつに数えられています。


「Grapevine」 224475

モリスのファブリックや壁紙を選ぶときには、
そんなデザインの背景を考えながら選ぶのも一つの楽しみになりそうですね。

明星大学での貴重書コレクション展は、2019年12月21日(土)までの開催です。
今展覧会では、貴重書の展示だけでなく、
他にも、プレゼント企画なども実施されているようですよ。
モリス好きの方はこれまでとは少し違った視点でモリスの作品をご覧いただけるかもしれません。
ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。


「Acanthus 」 216440

展覧会詳細については下記、明星大学のHPよりご覧ください。
⇒明星大学HP 「ウィリアム・モリス —理想の書物を求めて―」

MANASのイベント

2019.08.31 / nagoya

MANASでは、時々セミナーやワークショップなどを開催しています。

先月名古屋では『大塚あや子さん「モリスと刺繍の世界」セミナー』を開催いたしました。HPのNewsをはじめInstagramブログから告知しておりましたがお気づきになられましたか?

内容や規模は都度異なりますが、興味はあるけれど参加する勇気がないな…という方のために少しだけイベントの様子をご紹介したいと思います。

今回のセミナーテーマは「モリスと刺繍の世界」。発売になったばかりのMORRIS&Co.「ARCHIVE V – MELSETTER COLLECTION」には刺繍のデザインが多く収録されていることから、刺繍作家としてご活躍されている大塚あや子さんをお迎えし、モリスの魅力を刺繍作家の目線で語っていただきました。

例えばモリスがデザインの仕事を始める原点となった20代のフランス旅行で目にしたものとは!?
‛ラスキン’レースと呼ばれる刺繍技法とモリスとの意外な繋がりとは!?
などなど実際に画像や写真を交えて「モリス」と「刺繍」について学びを深める内容が凝縮されていました。「MORRISWORLD.jp」では、セミナーでは伺えなかった大塚あや子さんへのインタビューを掲載しています。あわせてお楽しみくださいませ。

続いてこのコレクションのインスピレーションの元となった刺繍作家のモリスの次女、メイ・モリスのエピソードと共に、MANASより代表的な生地をご紹介。(メイ・モリスの関連エピソードはこちらの東京ブログで詳しくご紹介しています)

そしてセミナーの最後は、実際に生地に触れながらご覧いただける自由時間をもうけました。
この時は大塚先生のお人柄のおかげもあって、モリスの刺繍生地を囲んで参加された皆様とのご歓談の輪が広がりました。
いつものショールームとはひと味ちがったショールームならではのイベント。またこういった愉しい企画を考えていきたいと思いますので、その時はぜひチックしてみてくださいね。

今回はMANAS Mail Information(メールインフォメーション)からは告知の配信はしておりませんでしたが、MANASからの耳よりなおすすめ情報をお届けしています。もしまだの方がいらっしゃいましたらぜひこの機会にご登録くださいませ。(ご登録はこちらへ★


カーテン:Newill Embroidery 236824
壁紙:Melsetter (3m Stocked) 216706
額装(壁紙):Seasons by May 216685

こちらはMELSETTER COLLECTIONでコーディネートした最新のディスプレイです。
左手前の額装はカットした壁紙を額に挟みました。とてもお手軽で簡単なアートになります。

MANASショールームはこれから秋にかけて新しいディプレイが続々と登場していきます。
ぜひ最寄りのショールームへお出かけくださいね。


クッション:左からBrophy Embroidery 236814Newill Embroidery 236824Mistletoe Embroidery 236817

モリスプチセミナーのご案内@大阪ショールーム

2019.07.14 / osaka

先日、満を持して発売したMORRIS & Co. の新作コレクション「ARCHIVE V ‒ MELSETTER」。
ずばり今回の見どころは、美しく繊細な刺繍生地の数々です。
 

アーカイブシリーズ5 作目となる今回のコレクションは、
モリスの次女、メイ・モリスが残した刺繍デザインからインスピレーションを受けて作られました。
刺繍とプリントの【Fabric】、壁紙の【Wallpaper】、
椅子張りにも使える【Weaves】の3冊で構成されています。

大阪ショールームではこの度、新作アイテムのご紹介と、ウィリアム・モリスを父に持ち、
彼女自身も類まれなるオ能に恵まれた、 メイ・モリスの生涯をお話するプチセミナーを開催いたします。
期間中は、新作の生地や壁紙を使った特別展示もご覧いただけます。
皆様のご来場をお待ちしております。

日 時  7月25日(木)、8月8日(木)、15日(木)、21日(水)、28日(水)
各回10:00~(所要時間:約30分)

会 場 マナトレーディング 大阪ショールーム
大阪市中央区本町4-4-25 本町オルゴビル1F
*定員 各回4名
*申込方法 FAXまたはメールにてお名前、ご住所、お電話番号を
ご記入の上お申込みください。(参加費無料)
■FAX 06-7669-1981
■Mail info.osaka@manas.co.jp
*申込締切 各開催日の2日前まで
*お問い合わせ 大阪ショールーム TEL 06-6251-1970
*注意事項 お申込み受付の連絡は順次メールまたはFAXでご連絡
させていただきます。

プチセミナーにご参加のお客様には、モリス壁紙のオリジナル栞をプレゼントいたします。
(ノベルティは数量限定のため無くなり次第終了となります。)

刺繍いろいろ

2019.06.30 / nagoya

MANASのショールームには想像を超える数々のデザインやアイテムが存在していますが、そんな中で人気のアイテムのひとつに「刺繍」があります。

「刺繍」を英語で表記すると「Embroidery」(エンブロイダリー)。
刺繍のあるファブリックには、名前の中に「Embroidery」とついていることもよくあるんですよ。

例えばこちら、Japonica Embroidery 7850-03ROMO

椿のお花の部分にご注目を。

ボタニカルアーティストとして名を馳せたAlfred John Wise(アルフレッド・ジョン・ワイズ)(1908-1985)が描いた絵画をもとに、忠実にお花の表情を刺繍で表現しています。

そして、
前回ご紹介したELITISのクッションにはこんな刺繍柄も。


貝殻が置かれた額装は、昨年開催したお雛様イベントの際にトレーの代わりにしたものです。
現在はモリスコーナーにディスプレイしています。
この生地は?とよく尋ねられるんですが、実はこれ、SandersonPressed Flowers 236554
カーテンに仕立てると大きなボーダー柄になっているので驚かれます。

以前はこの刺繍の部分だけを使ってクッションに仕立ててディスプレイしていました。

刺繍といえば、MORRIS&Co.からも定番のように、いくつものEmbroideryコレクションが発表されています。

Mary Isobel 230339(写真左)
刺繍作家さんの名前がつけられた「マリーイザベル」は、刺繍の雰囲気をそのままプリントに模した生地(Mary Isobel DMCOMA204)まで発表されています。

名古屋ショールームの展示カーテンの中でひと際目を惹くのはArtichoke Embroidery 234543
写真は色違いの234545です。

そして今週7月5日には新らたなコレクションMORRIS ARCHIVE V  MELSETTERが発売になります。


今度の見どころはなんといっても刺繍の作品が多いこと。
ウィリアム・モリスを父に持ち、彼女自身も類まれなる才能に恵まれたモリスの次女、メイ・モリスの刺繍デザインからインスピレーションを受けた作品が収録されています。

名古屋ショールームでは、刺繍作家 大塚あや子さんによる「モリスと刺繍の世界」と題したお話と実際に新しいコレクションをご紹介するセミナーを7月30日に開催することになりました。
気になるセミナーの詳細はHPのニュースをご確認くださいませ。

7月5日(金)にはこの新しいコレクションがMANASのHPでも解禁になります。
是非お楽しみください。

BLACK editionの新作は日本人アーティストとのコラボレーション!

2019.03.10 / tokyo

冬の寒さが和らぎ、東京でもあちらこちらで桃の花を目にする季節になってまいりました。
春の訪れを感じさせるのは、桃の香りと花粉症の気配だけではありません。

 

現在ショールームでは、先月のフランスでのデコオフ、メゾン=エ=オブジェで発表された
各ブランドの2019年春夏コレクションが続々と入荷し、発売準備を進めている真っ只中です。

今回はその中で先頭を切って発売された
イギリスのBLACK edition (ブラック・エディション)の新作をご紹介しましょう。

 

壁面に描かれたのは、うっそうと繁る森林と、その前面に佇む湖。
日差しを受けて囁きあう木々、そしてその影を映してゆらめく水面の永遠を
切り取ったかのような世界が、静謐なモノクロームで表現されています。

 

これらの壁紙や生地に描かれた風景、
実は写真ではなく、全て木版画によるもの。

ブラック・エディションの新作は、
これらのアートワークからインスパイアされたコレクションとなりました。

「MIZUMI」(湖)、「HINOKI」(檜)と日本語のコレクションタイトルが示すとおり
日本人アーティスト、湯浅克俊氏の手による作品です。

左:湯浅氏 右:BLACK edition エミリー・モールド女史
BLACK editoion Instagram より

 

 

湯浅克俊
1978年東京都出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
英国ロイヤルカレッジオブアートにて修士課程を修了後、
写真とデジタル技術を融合した木版画による作品を多く発表し、
イギリス、ドイツをはじめ世界各国で個展を開催。
Northern Print Award 受賞をはじめ、多くの国際的な展覧会に出展。

湯浅克俊氏HPより参照

 

今回のコラボレーションを生んだのも、
ブラック・エディションのデザインディレクター:エミリー・モールド女史が
イギリスのあるグループ展で湯浅氏の木版画に出会い、
インスピレーションを得たことから実現したものだとか。


MANAS Instagram より

 

さて、この大変繊細な版画は一体どうやって作成されるのでしょう。

その手法は自身で撮影した風景写真をデジタル処理し、
木版に転写したものを彫刻で再現していくというもの。

デジタルに取り込んだものを、木版というアナログな手法でアウトプットする過程。
つまり摺り出される対象の陰影というリアルだけでなく、
その空気感までもを想像しながら彫り進めるというのは、
繊細で高度なテクニックを要すると同時に、
写真の捉える一瞬を構成する全ての物質を分解し、
一刻々々木板に刻み込むという作業を経ることで、写真では表現できない、
ある種の思想学的なプロセスが生じさせます。

 

今回のコレクションでは、その木版画作品を再びデジタル処理する事によって、
滑らかなシルクやメタリックな糸を使用した織物、プリントベルベットといった
様々なマテリアルによる表現へと進化しているのが実にユニークなところ。

先日行われたデコオフの会場では、
湯浅氏も会場に赴き、インスタレーションを開催していたそうです。


MANAS Instagram より

今回のコラボレーションでは、
決して直線ではない彫刻のラインを、織りのパターンで表現することが難しかったのだとか。

 

思えば、ウィリアム・モリスのデザインも元は、
木版に起したデザインを、ブロックプリントによって大量生産できるようにしたことから、
「アーツ・アンド・クラフト運動」が発展し、
一般市民の生活にも「デザインのある暮らし」が普及したのでした。

 

それから140年を経た現在、木版によるデザインがここまでの表現に進化したと考えると、
感慨深いものがありますね。

 

 

そんなモリス商会創業当時の貴重なブロックプリントによる壁紙や生地を
展示した「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」が、
いよいよ最終会場の横浜のそごう美術館に巡回してまいります。

開催期間は4月20日(土)~6月2日(日)まで。
東京近郊にお住まいの皆さま、
機会がございましたらぜひ、お出かけ下さい。

2019もモリスからお届けします

2019.01.30 / nagoya

2019年になりひと月が経ちましたが、新年からモリスの話題で盛り沢山です。

まずは全国巡回中のウイリアム・モリスと英国の壁紙展

ちょうど今、ここ名古屋に来ています。1月2日~2月17日まで栄にある松坂屋美術館で開催中です。
会場では150年以上も前の当時、こんなに洒落た壁紙が作られていたのか!と感嘆と羨望の連続です。


これは初期の頃に残された壁紙の記録帳の写真(ショールームにある見本帳表紙裏を撮影)。こういった資料が大切に残されているからこそ現在でもモリスが普遍的に存在しているのでしょうね。

先日ショールームでは、今までモリスのことを全く知らなかったというお客様が「偶然美術館へ入ったらとても良かったから、もう一度行ってじっくり見てきます!」と、美術館の帰りに立ち寄られこんな言葉をかけてくださる嬉しい出来事もありました。
まだの方はよかったらチェックしてみてくださいね。名古屋の次は横浜に会場は移ります。


MANASでは実際に会場に貼られている壁紙にも触れていただけます。ぜひこの機会にショールームにも足を運んでモリスを深めてみませんか。(この展覧会については以前東京ブログでリポートしていますのでこちらもどうぞ)

そして2019年の新しいモリスの話題といえば『#花とモリス』です!

(↑写真はスマホの画面より)
もうご覧になられましたか?

MANASのHPのなかにもあるウェブサイトMORRISWORLD.jp。この中に新しいコンテンツ『#花とモリス』が加わり、『花』という新たな視点でモリスを見つめていきます。

このコンテンツの中にはさまざまなお楽しみがいっぱいに詰め込まれているんです。
コラム(※)やモリスカレンダーと連動したプレゼント企画、そして2月1日からはInstagram投稿キャンペーンも始まるなどまずは内容を隅々までチェックくださいね。『#花とモリス』についての詳細はこちらのニュースをご覧ください。

既にモリスカレンダーをご購入された方は、カレンダーの中にあるイチゴをくわえた小鳥のイラストマークをどうかお見逃しなく!!(カレンダーは若干数ですがまだ在庫があります。ご希望の方はお早めにお問合せください。)

このコンテンツから、今後どんな展開が待ち受けているのか年間を通してどうぞお楽しみに。

2019年はますます「モリス」から目が離せなくなりますよ!

※冒頭の写真は東京にある「花屋 ウヴル 」と「PURE MORRIS」のコラボレーションのひとコマです。この撮影の様子などウヴルの店主田口さんへのインタビューがコラムに公開されています。
また今回の「ウイリアム・モリスと英国の壁紙展」の図録を監修されたマイケル・パリー氏も「MORRISWORLD.jp」のコラム第一回目に登場しています。「COLUMN NO.01 Michael Parry」

モリスとお雛様

2018.12.10 / nagoya

【2018/12/19追記】
お雛さまの展示は終了いたしましたが、このイベントのために人形職人さんが特別にモリスの生地を纏うお雛さまを作ってくださいました。インスタグラムでは沢山の写真でご紹介しています。よろしければ併せてご覧くださいませ。

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12月12日から始まった「ウィリアム・モリスと飾るお雛さま」も15日まで。

おかげさまで、これまでに沢山のお客様がお雛様に会いに足を運んでくださっております。
この場をお借りして御礼申し上げます。
また、初日だけの予定だった大西人形さんのお話もご好評のため、最終日15日の午後もお話し頂けることになりました。
もしお近くにお出掛けの機会がありましたら、ショールームにもお立ち寄りくださいませ。

最終日の15日のみ17:00で終了となります。

このお雛様イベントを通して、大西人形さんが日本の古典文様とモリスのデザインには共通点があるのではないかと。
お話を伺うとなるほど納得。想像を巡らせるたびにこの繋がりに浪漫が広がります。
キーワードは「立涌」(タテワキ・タテワク)。

今回展示をしている衣装着雛人形(京雛)のお着物の柄をみるとそれがみてとれます。
お人形屋さん目線で見るモリスのデザイン、大西さんの興味深いお話しもお楽しみくださいね。
お待ちしております。