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New!!『ジオメトリック・デザイン』ディスプレイ

2023.03.28 / tokyo

東京ショールームからすぐ近くの目黒川は、人気のお花見スポット。
今年も目黒川の桜をお目当てに、沢山の人々が訪れ、中目黒が一年でいちばん賑わう季節となりました。

さて今回は”幾何学柄”にスポットを当てて、UKブランドコーナーの一角に展示中の『ジオメトリック・デザイン』ディスプレイをご紹介します。

OSBORNE &LITTLE(オズボーン&リトル)kirkbydesign(カークビーデザイン)HARLEQUIN (ハーレクイン)、英国の3つのブランドのコレクションから印象的な幾何学柄をピックアップ、クッションや、四角いスツールのカバーにしてディスプレイしています。

各ブランド絶妙なカラーリングとデザインで、エネルギッシュな魅力を放っています。

まず1つ目に、オズボーン&リトルの『JIVE』コレクションから。
このコレクションは、イギリスのテキスタイルアーティスト兼デザイナーMARGO SELBYによるもの。彼女がオズボーン&リトルのために特別にデザインした椅子張りやソフトファニシング用の織物コレクションは『RAGTIME(2016SS)』『MENPHIS(2019SS)』の成功に続き、第3弾となります。


MARGO SELBY
ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ&デザインでテキスタイルデザインを学び、その後同じくロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツにて学位を取得、2001年に卒業。
卒業後、織物デザイナーとして生産工場に勤務。後に彼女のブランドのトレードマークとなるユニークな3D=3次元的な生地を作り出す、革新的な手織り製法と工業機械を結び付けたのはこの時期であった。
作品を作る動機として、彼女にとってとても重要なのは「カラー」。
世界中の民族的なテキスタイルや、グラフィックデザイン、建築物など、インスピレーションの源は幅広く、スタジオを構える英国ケント州、ウィスタブルの海沿いの街でのライフスタイルもまた、創造力を掻き立てている。
彼女の作品は、世界各国の商業施設、個人邸に使用されている他、博物館、大手ショップなどとのコラボレーションも多数手掛けている。

20世紀半ばに流行した賑やかなダンスミュージックから名付けられたこの『JIVE』コレクションは、複雑でエネルギッシュなデザイン 。マーゴ独特の調和のとれた色の組み合わせで、すっきりとしたラインと大胆なシェイプが特徴です。 
今回のコレクションのデザインは、彼女のスタジオの “ART IN INDUSTRY”(産業の中にある芸術)を体現するという、マーゴのアート活動を発展させたもの。インスピレーションは建築やタイポグラフィなど多岐にわたり、常に音楽から得たものになっています。 


左の画像は、Bossa Nova F7720-02
ジグザグに交差する形状をループ状やカットパイルに織り込み、角張ったダイナミズムを持つ大胆なベルベット生地を実現しました。光沢とマットの質感を巧みに組み合わせ、不思議な立体感が生まれています。

右の画像は、Mambo F7723-01
建築的な立体感のある段差のあるパターンは、マーゴの手織り作品を彷彿とさせます。

左の画像、Gavotte F7722-02(上)01(下)は、横切りながら直交する線が織り成す、複雑なブロックパターンのデザイン。

右の画像、Motown F7724-03は、円・三角・四角のコントラストカラーで構成された幾何学的なジャカード生地。2019SSの『MEMPHIS』コレクションで発表されたデザインで、今回新たに3色のカラーバリエーションが加わりました。


こちらのクッションは、Carioca F7721-02
複雑な縦縞を特徴とするウール主体の生地で、強度が高く、椅子張地としてコントラクトユースにも対応可能。 カラーバリエーションの割合が正確に変化することで、音階のようなリズミカルなパターンが生まれます。

マーゴは、今回のコレクションへの思いを次のように語っています。
「私は、明暗のバランスを取りながら、調和のとれた、しかし時には驚くような色の組み合わせで、折衷的なテキスタイルシリーズとしてデザインしました。 インテリアデザイナーがどのように複数のデザインを 1 つの空間にまとめ、私たちが生み出した豊かなテクスチャーや色で遊んでくれるのか、今からとても楽しみです。」 
さあ、彼女のデザインを組み合わせたインテリアで、大いに遊びましょう!

続いて、”幾何学柄”と言ったらご紹介からは外せないブランド、カークビーデザインをご紹介します。今回のコレクションは『RE : EDIT / 10 YEARS』。ブランド設立10周年を記念して、これまでに発売したアイテムの中から、最もアイコニックな10種類のデザインを、フィーチャーカラーで収録しています。


イギリスのROMO(ロモ)のインハウスブランドのひとつとして2009年に誕生したカークビーデザインは、2022年、ブランドディレクター、ジョーダン・モールドの指揮のもと、10年の節目を迎えました。この間、ブランドは絶えず革新と進化を続け、インテリア市場に数々のユニークなデザインを提供してきました。

彼らは毎年「サステナビリティにフォーカスを置く、デザイン主導のブランド」として、今日のように知られるようになるためのステップを踏んできました。リスクを冒しても楽しみながら、遊び心と実験的なアプローチで、マーケットに”Kirkby”というユニークな場所を作り上げることに貢献しています。
彼らの独特の美意識は、常に時代を先取りし、最先端のファブリック、ウォールカバリング、アクセサリーを提供する、業界のリーダーとしての地位を確立しています。


コレクションブックのトップにもなっている、ダイヤモンドパターンの生地は、Pendant K5199-06
この印象的な幾何学デザインに強い立体感を与えているのは、メタリックな輝きを放つベース地と、テクスチャーのあるループパイルの組み合わせによるもの。豪華でありながらモダンな印象で、椅子張地に最適なコンテンポラリーファブリックです。

もう1つの、小さな三角形のプリントと鮮やかなオレンジのポップなカラーが特徴的な生地は、PUZZLE K5111-01
カークビーデザインの新しい方向性のもと、革新的なデザイン主導のアプローチで作られた最初のジオメトリック・デザインのひとつ。スタイリッシュで洗練されたユニークなデザインです。


こちらは、ロンドン交通局とのコラボレーションで注目を集めたデザインで、ロンドンの特徴的なデザインのアイデンティティを独特の風合いで鮮やかに表現しています。

左は、District K5097-01
このモケットデザインは、多作な建築家・デザイナーのミーシャ・ブラックが1970年代に制作したもの。ロンドン地下鉄のディストリクト線の座席に導入され、瞬く間に街のシンボルとして、人々の潜在意識に定着するもとのなりました。高級でモダンなベルベットとして生まれ変わったDistrictは、レトロでデコラティブな質感を持っています。

右は、Piccadilly K5099-05
この複雑で幾何学的なモケットデザインは、1994年、当時まだ運行していた1970年代の地下鉄車両の改修の一環として、ピカデリー線に導入されたもの。断片的なスケールとテクスチャーで遊ぶようなこのカット&アンカットベルベットは、デザインもカラーもコンテンポラリーに表現されています。

この先の10年もまた、カークビーデザインがどのような革新と進化を遂げるのか注目です。

最後に、ハーレクインの『COLOUR3』コレクションより、壁紙と生地をご紹介しましょう。


左の壁紙は、Blocks 112942
伝統的な職人技が光る、市松模様。3色のカラーバリエーションで、3D効果のあるブロックの層が、大胆な幾何学模様を作り出します。

右の生地は、Blocks 133898
ふっくらとした椅子張り用ベルベット。壁紙と同柄ですが、生地のほうがパターンが小さく表現されています。

ジオメトリックデザインを集めたご紹介、いかがでしたでしょうか。
緻密に計算し尽くされたパターン・カラー・テクスチャーの組み合わせで、それぞれに個性がキラリと輝きます。お気に入りのジオメトリックデザインで、スタイリッシュな空間をお楽しみください。