William Morris(ウイリアム・モリス)のファブリックの中で、
今、人気を集めている『
Strawberry Thief(いちご泥棒)』。
2011年春の「
Morris Archive Collecion」発表以来、名古屋ショールームのモリスコーナーにも
ディスプレイされています。
コレクション名に出てくる「Archive(アーカイブ)」…
これまでもこのブログで何度か登場してきたワードです。
日本語で訳すと、保存記録や所蔵資料などと解釈されているようです。
最初にご紹介した『Strawberry Thief』も、実は過去の保存記録などを基に復刻されたものになります。
さて、先月30日から豊田市美術館に於て「カルペ・ディエム 花として今日を生きる」展が始まりました。(詳しくは
こちらへ)
この企画展のひとつに、この2011年版『Strawberry Thief』の基となったオリジナル(1883年当時)のファブリックが展示されています。
ロンドン郊外のマートン・アビー工房で製作された、まさにモリスの時代のもの。
これを見るといかに現代の復刻版が忠実にデザインされていることか。
モリスへの敬意が感じ取れます。
そして会場にはもう一つのサプライズが。
このモリスのクリサンティマムトワレが作家の福田美蘭さんの手によってどんな作品になっているか!!
ぜひ皆様お見逃しなくご覧下さいませ。
会場となっている豊田市美術館は建築ファンが全国から訪れる現代建築でも有名なところでもあります。
美術館の設計は、日本国内だけでなくニューヨークの「MOMA」(ニューヨーク近代美術館)の新館の設計など、
世界的に知られている谷口吉生氏によるものです。
建築探訪することもこちらを訪れる楽しみのひとつとなります。
そして館内のミュージアムショップには、モリスにちなんだグッズなども販売されています。
会期は9月23日(日)まで。
夏休みのお出掛けにぜひ予定してみませんか?
*
豊田市美術館
愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
展覧会WEB:
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2012/special/carpediem.html
休館日や詳細情報はWEBでご確認下さいませ