【2016年3月22日追記】
今回ご紹介している東京の汐留ミュージアムでの開催は終了いたしましたが、
4月29日(金)~6月26日(日)まで、今度は京都にある
京都文化博物館にて「世界遺産 キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 」が開催されます。
今回お見逃しになられた方は、もしよろしければ是非
こちらをチェックしてみて下さい。
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東京にある汐留ミュージアムでは、もう残りわずかとなりますが21日(月)まで
世界遺産キュー王立植物園所蔵『イングリッシュ・ガーデン』が開催されています。
![チケット](http://www.manas.co.jp/blog-img/nagoya/files/2016/03/チケット1-400x400.jpg)
今、この会場の第3章「花に魅せられたデザイナーたち」では、1875年頃に制作された
ウイリアム・モリスの『チューリップ』などいくつかのモリス作品に出逢えるのです。
『チューリップ』といえば、12月に開催した
フラワーアレンジメントのワークショップで花器に使用した生地と同じデザイン。
写真は名古屋ショールームに展示している
『Tulip』(チューリップ)のカーテンです。
![Tulip](http://www.manas.co.jp/blog-img/nagoya/files/2016/03/Tulip-400x533.jpg)
そして壁紙でもおなじみの
『Fruit』(フルーツ)は『果物』(またはザクロ)というタイトルで木版刷りの紙クロスも展示されています。
![FRUIT](http://www.manas.co.jp/blog-img/nagoya/files/2016/03/FRUIT1-400x533.jpg)
写真の壁紙は2011年に
「THE ARCHIVE COLLECTIONS」で発表されたもの。
会場で展示されている「果物」の制作年はなんと1866年。ちょうど150年前のものになるのですが、今と当時の違いがほとんど判らないほどデザインは同じように見えます。それもそのはず、現在のデザイン『フルーツ』は残されている当時の資料(アーカイブ)などを元に作られているため、長い年月を経てもぶれることなくデザインは継承されているからなのです。
大きな違いといえば、木版刷りであるため質感がより深みのあることと、色味が現在にない色合いというところでしょうか。
19世紀のモリスに出逢えるこの機会、よかったら足をお運び下さいませ。
また会場では、世界遺産キュー王立植物園の所蔵というだけあって、17世紀頃からのボタニカルアートなど植物画も展示されています。とても繊細に描かれた植物画を見ているうちに、ショールームにある生地や壁紙が頭に浮かんできましたので、最後にご紹介したいと思います。
きっとこれらのデザインも、こういった絵画からインスピレーションをもらったのかもしれませんね。
Sanderson(一部
MANAS-TEX扱い)
「エッチング&ローズ」
![エッチングローズ](http://www.manas.co.jp/blog-img/nagoya/files/2016/03/エッチングローズ-400x561.jpg)
GASTON Y DANIELA
「Gayana」
![GAYANA](http://www.manas.co.jp/blog-img/nagoya/files/2016/03/GAYANA-400x300.jpg)
GASTON Y DANIELA
「Linneo 92 Original」
GASTON Y DANIELA(ガストン・ダニエラ)は通常のMANAS扱いブランドではありませんが、名古屋ショールームが特別に一部セレクトしているサンプルとなっております。
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パナソニック汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1丁目5−1
パナソニック東京汐留ビル4F
世界遺産キュー王立植物園所蔵『イングリッシュ・ガーデン』
開催期間 ~2016年3月21日(月)まで
名古屋ショールームの
Timeコレクションのディスプレイの壁紙に。
ドレープ:シアター3 シアー:フェリー62 タッセル:SAHCO 手前のランプシェード:
PORTA ROMANA