世界中のファブリックが集まるマナトレーディングのショールーム。
中には少し前の時代を彷彿させる、レトロ感のあるデザインも・・・
そんな時代を反映したファブリックを使った、ハンドメイドドレスのHow to本がデザイナーの中西教夫さんによって発売されました。
『世界で愛されるプリントのdress』文化出版局 中西 教夫
女性が着ているワンピース…どこかで見覚えはありませんか?
そうです!実は、このブログでも何度か登場しているイチゴドロボウです。
気付かれた方はきっとモリスのファンの方か、ブログをご愛読くださっている方ですね♪
他にもサンダーソンやハーレクインの生地などを使ったワンピースのデザインが紹介されており、すべてS~LLの5サイズの実物大パターンが付いていますので、生地とミシンさえあればすぐに作れるようになっています。
20点の作品の中から、2点だけご紹介させていただきます。
白いシャツ地のトップスと、タックの入ったプリントスカートが1枚になった春らしいワンピース。
プリントの生地にサンダーソンの『ダンデライオン・クロックス(Dandelion Clocks)』が使われています。
2011年、ミッドセンチュリーにインスパイアされ発売された『50s』コレクションより。
タンポポと綿毛が中心から放射線状に広がる様子をポップに描いた、ファンキーで楽しい50年代調のレトロなデザインです。サンダーソンの中でもトップセラーの人気アイテムで、同柄の壁紙と刺繍の生地もございます。
2点目はフォーマルなシーンで注目を集めそうなこちらのドレス。
ライムイエローの幾何学柄の生地は、ハーレクインの『Déco』です。
2008年に発売された『ARKONA』コレクションより。
1920年代に流行したアール・デコ調のデザインを彷彿させる、しなやかな曲線と幾何学的な構造を再現したジャガード織りの生地です。アール・デコ時代を象徴する、直線的なIラインのシルエットと、深くあいたVネックのラインが、生地の雰囲気ととてもマッチしています。
他の作品も、それぞれ生地のイメージに合わせてワンピースのデザインが考えられているので、どれもデザインとシルエットが一体となった素敵なものばかりです。
お気に入りの生地で作ったドレスは、きっと気持ちまで明るくしてくれるのではないでしょうか。
お裁縫がお好きな方はぜひお手にとってみられてはいかがでしょう。