ウィリアム・モリス展 @アサヒビール大山崎山荘美術館
京都で開催中の『ウィリアム・モリスーデザインの軌跡』展に行ってきました。
会場は、100年ほど前に実業家・故加賀正太郎氏の別荘として建てられた洋館を修繕し、
1996年に開館したアサヒビール大山崎山荘美術館。
当日はあいにくのお天気でしたが、趣のある外観に期待が膨らみました。
今からおよそ160年前のイギリスで生まれたモリスのデザインの数々。
当時のイギリスは、産業革命によって粗悪な品が大量生産されていた時代でした。
美しく価値のあるものは手仕事によって生み出されるという信念と、
生活の中にそれを取り入れることを理想としたモリスは、
室内装飾にはじまり書物や文字など多岐にわたって多くのデザインを手がけました。
今回の展示に集められたのは、
モリスがデザインした壁紙、テキスタイル、椅子、出版物など、計56点の作品。
GARDEN TULIP(ガーデンチューリップ)
BRER RABBIT(ブレアラビット)
作品の中には、今も生地や壁紙として作り続けられているものも沢山見られました。
当時はハンドプリントのため高級品で、
一部の富裕層にしか手の届かなかったモリスのデザインですが、
技術の進歩により高いクオリティでの量産が可能になりました。
今こうして世界中で愛されるようになったことを一番喜んでいるのでは
きっとモリスではないでしょうか。
モリスの想いは現在も受け継がれ、新たな魅力で人気の【PURE MORRIS】シリーズ。
まもなく待望の第2弾が発売になりますので、ぜひそちらもお楽しみにお待ちください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウィリアム・モリス -デザインの軌跡
開催期間: 2018年4月21日(土)~7月16日(月・祝)
場所: アサヒビール 大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
展覧会WEB: http://mimt.jp/beautiful/
詳細情報はWEBでご確認下さいませ。
JR、阪急の最寄り駅からは無料の送迎バスが出ております。
時代を超えて色褪せない魅力を持つモリスのデザインを楽しみに、
ぜひ美術館へ足を運んでみられてはいかがでしょうか。