ÉLITIS担当者インタビュー~ラウル・ドゥ・ボーデアン氏~
フランスのブランド
ÉLIIS(エリティス)の担当者
ラウル・ドゥ・ボーデアン(Mr.Raoul de Beaudean)氏が2016年春夏コレクションの新作紹介のため来日しました。
ÉLITISは壁紙、生地、クッションやラグなどを扱うエディターブランドです。
独創的かつファッション性の高いデザインで、
トレンドに敏感な海外のデザイナーたちからの注目を集めています。
2016年春夏コレクションテーマは【自然素材】。
中でもラウル氏おすすめのコレクションを2つご紹介いたします。
『Nomades(ノマド)』
まるで生地のような風合いを持つビニール壁紙「Sari」。
デザイナーが旅先で購入した、韓国の伝統衣装チマチョゴリに使用される生地の質感を
忠実に再現したとのこと。
(画像はクリックすると大きくなります。)
石のタイルかハラコのように見えるこちらのビニール壁紙「Pãna」は、
ヤシの木の皮から凹凸を取りビニールにエンボス加工を施して表現されています。
『Épure(エピュール)』
フランス語でシンプルという意味の「Épure」と名付けられたコレクション。
100%ハンドメイドで、
和紙を一つ一つ染めたものをパッチワークのようにして柄を作っています。
和紙の温かみのある質感を生かしながら、
ÉLITISならではのモダンなデザインに仕上がっています。
今回ご紹介したものは、大臣認定F☆☆☆☆を取得していないため
残念ながら日本では壁紙としてはご使用いただけません。
額装をするなどして、アートパネルとしてのご使用を推奨いたします。
こうした独創的なデザインの数々は、一体どのようにして生まれるのか
ラウル氏に尋ねると納得の答えが返ってきました。
「私たちは自由な発想をモットーに商品を創っています。
デザイナーたちはインテリアよりも流行の移り変わりが速いファッションや、旅先で出会ったアートや写真などからインスピレーションを得てデザインに活かしています。彼らはデザイナーと言うよりも、アーティストに近い存在だと思います。」
自社工場を持たないエディターブランドだからこそ、アイディア優先の商品開発ができるとも仰っていました。生産できる工場を見つけるのに苦労し、構想から実現までに2年以上もかかった商品もあるというのも驚きでした。
2年前から展開を始めた、クッションやスカーフ、ラグといった
インテリアアクセサリーも人気を集めています。
同系色でさまざまなパターンが揃いますので、
お洋服のように組合せを楽しんでいただけるのもÉLITISのクッションの魅力です。
洗練されたデザインで、いくつでも欲しくなってしまいそうです。
最後にラウル氏と、今回一緒に来日されたモールディングブランド
ORAC(オラク)担当のマリリン女史で、
ÉLITISの壁紙の前で記念写真を撮りました。
まるで壁紙のシャンデリアが本当に光を放っているかのようです。
個性的なインテリアを楽しまれたい方、
アートやファッションがお好きな方にぜひ見ていただきたいブランドです。
ぜひショールームにてご覧ください。