新作コレクションが続々と発売を順に迎えていくこの季節。ショールームの中のディスプレイも少しずつ変化していきます。
この春、大きく変化したのがエントランスのディスプレイです。
その空間を大きく占めるのは、この大きな額。
フランスの
「ELITIS」(エリティス)がここ数年発表している凹凸のあるウォールカバリングの素材をアートのように額装にして置きました。2015年秋冬のコレクション
「CELEBRITY」からセレクトしていますが、カラーや素材は引き続き今年のトレンドでもあるメタリック系となっています。
3月のエントランスディスプレイ。
白地にベネチアの風景が描かれたトワレ柄はイタリア・ベネチアにある「RUBELLI」のもの。
厚地のカーテンは椅子にもご利用いただけるものになります。そして手前のシフォンのように柔らかいシアー生地にもベネチアの風景が描かれ、その白のグラデーションが一体にふんわりとした柔らかな光を放ち雰囲気を和らげています。
そして現在、4月。
ガラリと雰囲気が変わりました。
リネン100%の生地と「ELITIS」の2016年新作
「Iméra」。麻糸のような素材をアレンジした印象的な意匠です。
そしてあの大きな額装はそのままなのにまた違った印象に。褐色のカーテンがメタル色の表面に鈍く光を落とし、重厚感のあるものになりました。これがファブリックマジックの醍醐味なのかもしれません。
そして、3月のエントランスディスプレイに使用したカーテンは「RUBELLI」の空間に。
手前のソファには、
「ELITIS」のクッション。こちらもカーテンの雰囲気に合わせ入れ替わりました。右奥のドレープもこの春から新作のカーテンが加わり、少しずつ移り変わっています。
ショールームでの一期一会。
その時、その瞬間のディスプレイもどうぞお愉しみ下さい。