東京ショールームからすぐ近くの目黒川は、人気のお花見スポット。
今年も目黒川の桜をお目当てに、沢山の人々が訪れ、中目黒が一年でいちばん賑わう季節となりました。
さて今回は”幾何学柄”にスポットを当てて、UKブランドコーナーの一角に展示中の『ジオメトリック・デザイン』ディスプレイをご紹介します。
OSBORNE &LITTLE(オズボーン&リトル)・kirkbydesign(カークビーデザイン)・HARLEQUIN (ハーレクイン)、英国の3つのブランドのコレクションから印象的な幾何学柄をピックアップ、クッションや、四角いスツールのカバーにしてディスプレイしています。
各ブランド絶妙なカラーリングとデザインで、エネルギッシュな魅力を放っています。
まず1つ目に、オズボーン&リトルの『JIVE』コレクションから。
このコレクションは、イギリスのテキスタイルアーティスト兼デザイナーMARGO SELBYによるもの。彼女がオズボーン&リトルのために特別にデザインした椅子張りやソフトファニシング用の織物コレクションは『RAGTIME(2016SS)』『MENPHIS(2019SS)』の成功に続き、第3弾となります。
MARGO SELBY
ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツ&デザインでテキスタイルデザインを学び、その後同じくロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アーツにて学位を取得、2001年に卒業。
卒業後、織物デザイナーとして生産工場に勤務。後に彼女のブランドのトレードマークとなるユニークな3D=3次元的な生地を作り出す、革新的な手織り製法と工業機械を結び付けたのはこの時期であった。
作品を作る動機として、彼女にとってとても重要なのは「カラー」。
世界中の民族的なテキスタイルや、グラフィックデザイン、建築物など、インスピレーションの源は幅広く、スタジオを構える英国ケント州、ウィスタブルの海沿いの街でのライフスタイルもまた、創造力を掻き立てている。
彼女の作品は、世界各国の商業施設、個人邸に使用されている他、博物館、大手ショップなどとのコラボレーションも多数手掛けている。
20世紀半ばに流行した賑やかなダンスミュージックから名付けられたこの『JIVE』コレクションは、複雑でエネルギッシュなデザイン 。マーゴ独特の調和のとれた色の組み合わせで、すっきりとしたラインと大胆なシェイプが特徴です。
今回のコレクションのデザインは、彼女のスタジオの “ART IN INDUSTRY”(産業の中にある芸術)を体現するという、マーゴのアート活動を発展させたもの。インスピレーションは建築やタイポグラフィなど多岐にわたり、常に音楽から得たものになっています。
左の画像は、Bossa Nova F7720-02。
ジグザグに交差する形状をループ状やカットパイルに織り込み、角張ったダイナミズムを持つ大胆なベルベット生地を実現しました。光沢とマットの質感を巧みに組み合わせ、不思議な立体感が生まれています。
右の画像は、Mambo F7723-01。
建築的な立体感のある段差のあるパターンは、マーゴの手織り作品を彷彿とさせます。
左の画像、Gavotte F7722-02(上)・01(下)は、横切りながら直交する線が織り成す、複雑なブロックパターンのデザイン。
右の画像、Motown F7724-03は、円・三角・四角のコントラストカラーで構成された幾何学的なジャカード生地。2019SSの『MEMPHIS』コレクションで発表されたデザインで、今回新たに3色のカラーバリエーションが加わりました。
こちらのクッションは、Carioca F7721-02。
複雑な縦縞を特徴とするウール主体の生地で、強度が高く、椅子張地としてコントラクトユースにも対応可能。 カラーバリエーションの割合が正確に変化することで、音階のようなリズミカルなパターンが生まれます。
マーゴは、今回のコレクションへの思いを次のように語っています。
「私は、明暗のバランスを取りながら、調和のとれた、しかし時には驚くような色の組み合わせで、折衷的なテキスタイルシリーズとしてデザインしました。 インテリアデザイナーがどのように複数のデザインを 1 つの空間にまとめ、私たちが生み出した豊かなテクスチャーや色で遊んでくれるのか、今からとても楽しみです。」
さあ、彼女のデザインを組み合わせたインテリアで、大いに遊びましょう!
続いて、”幾何学柄”と言ったらご紹介からは外せないブランド、カークビーデザインをご紹介します。今回のコレクションは『RE : EDIT / 10 YEARS』。ブランド設立10周年を記念して、これまでに発売したアイテムの中から、最もアイコニックな10種類のデザインを、フィーチャーカラーで収録しています。
イギリスのROMO(ロモ)のインハウスブランドのひとつとして2009年に誕生したカークビーデザインは、2022年、ブランドディレクター、ジョーダン・モールドの指揮のもと、10年の節目を迎えました。この間、ブランドは絶えず革新と進化を続け、インテリア市場に数々のユニークなデザインを提供してきました。
彼らは毎年「サステナビリティにフォーカスを置く、デザイン主導のブランド」として、今日のように知られるようになるためのステップを踏んできました。リスクを冒しても楽しみながら、遊び心と実験的なアプローチで、マーケットに”Kirkby”というユニークな場所を作り上げることに貢献しています。
彼らの独特の美意識は、常に時代を先取りし、最先端のファブリック、ウォールカバリング、アクセサリーを提供する、業界のリーダーとしての地位を確立しています。
コレクションブックのトップにもなっている、ダイヤモンドパターンの生地は、Pendant K5199-06。
この印象的な幾何学デザインに強い立体感を与えているのは、メタリックな輝きを放つベース地と、テクスチャーのあるループパイルの組み合わせによるもの。豪華でありながらモダンな印象で、椅子張地に最適なコンテンポラリーファブリックです。
もう1つの、小さな三角形のプリントと鮮やかなオレンジのポップなカラーが特徴的な生地は、PUZZLE K5111-01。
カークビーデザインの新しい方向性のもと、革新的なデザイン主導のアプローチで作られた最初のジオメトリック・デザインのひとつ。スタイリッシュで洗練されたユニークなデザインです。
こちらは、ロンドン交通局とのコラボレーションで注目を集めたデザインで、ロンドンの特徴的なデザインのアイデンティティを独特の風合いで鮮やかに表現しています。
左は、District K5097-01。
このモケットデザインは、多作な建築家・デザイナーのミーシャ・ブラックが1970年代に制作したもの。ロンドン地下鉄のディストリクト線の座席に導入され、瞬く間に街のシンボルとして、人々の潜在意識に定着するもとのなりました。高級でモダンなベルベットとして生まれ変わったDistrictは、レトロでデコラティブな質感を持っています。
右は、Piccadilly K5099-05。
この複雑で幾何学的なモケットデザインは、1994年、当時まだ運行していた1970年代の地下鉄車両の改修の一環として、ピカデリー線に導入されたもの。断片的なスケールとテクスチャーで遊ぶようなこのカット&アンカットベルベットは、デザインもカラーもコンテンポラリーに表現されています。
この先の10年もまた、カークビーデザインがどのような革新と進化を遂げるのか注目です。
最後に、ハーレクインの『COLOUR3』コレクションより、壁紙と生地をご紹介しましょう。
左の壁紙は、Blocks 112942。
伝統的な職人技が光る、市松模様。3色のカラーバリエーションで、3D効果のあるブロックの層が、大胆な幾何学模様を作り出します。
右の生地は、Blocks 133898。
ふっくらとした椅子張り用ベルベット。壁紙と同柄ですが、生地のほうがパターンが小さく表現されています。
ジオメトリックデザインを集めたご紹介、いかがでしたでしょうか。
緻密に計算し尽くされたパターン・カラー・テクスチャーの組み合わせで、それぞれに個性がキラリと輝きます。お気に入りのジオメトリックデザインで、スタイリッシュな空間をお楽しみください。
2023年、新しい1年がスタートしました!
今年もショールームブログやInstagramより、皆さまへ新しい情報をお届けしてまいります。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、新春より東京ショールームエントランスを華々しく飾るのは、HARLEQUIN(ハーレクイン)。洗練された中に遊び心があり、刺激的なデザインや革新的な技術を用いた多彩なテクスチャー、巧みな色使いで世界の人々に愛されているイギリスのエディターです。
今回のコレクション「HARLEQUIN×DIANE HILL-FABRICS&WALLPAPERS」は、ロンドンにデザインスタジオを構えるアーティスト、ダイアン・ヒルとのコラボレーション。
彼女が生み出す中国古来のデザインへの愛情あふれる作品は、ロックダウン中にSNSを通して瞬く間に人気に。その作品がハーレクインのデザインチームの目に留まったことにより、このコラボレーションが実現しました。彼女のハンドペイントによるシノワズリ柄の美しい作品は、伝統的な様式にモダンなテイストを加え、個性的なスピリットを表現しています。
それでは、ディスプレイのアイテムをご紹介いたしましょう。
まず初めにこちらのカーテンは、Lady Alford 121101。
18 世紀に女性の着替え室や寝室に使われたシルクの壁掛けを由来とする、竹の茎にアネモネの花を絡ませたクラシックなデザイン。
コットンサテン地に甘美なアップルグリーンと鮮やかなピンクの対比が印象的なプリント生地。グリーンは、今ヨーロッパのトレンドカラーとしても注目すべき色のひとつです!
右側の画像でご覧いただけるように、上部にはカーテン本体と一体型のフレアバランス付き。インパクトのある花柄とも合わせやすい、幾何学模様のトレリス柄、Lovelace 121105は、”竹”で編まれたパターンを表しており、カーテン本体の”竹”のデザインとリンクしているのにお気付きいただけましたでしょうか?
バランスの裾には、国内在庫のMANAS‐TEXアクセサリーコレクションより、ミリーポンポン 1323をあしらい、動きをつけてみました。
また、こちらは同柄の、Lady Alford 121100。
陶磁器を思わせるような白地にブルーの濃淡で表現されており、前述のグリーンベースのものと、同じデザインとは思えないほど、イメージが変わりますね。ベース生地はコットンリネンで、質感にも変化が加えられています。
皆さまはどちらがお好みですか?
続いて画像右側の生地は、Marie 121115。
ジューシーな洋ナシとつる性の植物、そして繊細な花々がアクセントとなり、英国的な雰囲気を醸し出しているこの作品は、キュリー夫人(Marie Curie:フランス語名)に因んで名づけられました。フェミニンで浮遊感があり、ダイアンの植物画への愛情が感じられる、ソフトで優しいデザインです。
そして、画像中央のセミシアー生地は、Emmeline 121114。
参政権運動家エメリン・パンクハーストに因んで名付けられており、韓国の蝶の芸術からインスピレーションを得た、自由奔放で素敵なデザインです。広々とした大地にはばたく繊細な羽を、緻密なディテールでリアルに表現しています。背景の壁紙にも同じ蝶が描かれていて、まるで絵画から飛び出してきたかのようですね。
ここで背景の壁紙、Florence 112889についてご紹介しましょう。
夏の日を連想させるこの作品は、古代中国の壁紙にインスパイアされたもの。オリジナルは伝統的な筆と技法、水彩絵の具を使ってシルクに手描きされたもので、その美しさはまさに現実逃避そのものです。
一面に咲き誇る花々や、いきいきと描かれた鳥や様々な生き物たちが活気に満ち溢れ、ポジティブな印象を与えます。
18世紀のクラシックなデザインをダイアンが現代風にアレンジ。彼女のハンドペイントの筆使いと色使いが、再現性の高いデジタルプリントによりまるでリアルな壁画のように表現されています。
また、こちらの壁紙は、巾68.5 ㎝を4枚張り合わせると1つのデザインとなるパネルタイプです。高さはフルサイズで3mですが、上部と下部は無地調のデザインになっていますので、天井高に合わせてカットしてお使いいただくことができます。
最後にクッションをご紹介しましょう。
画像左側のクッションは、Marsha 121108。
1960年代から1970年代にかけて、LGBTQ運動に影響を与えたマーシャ・P・ジョンソンの名を冠したもの。
明るく。大胆であれ。あなたらしく。 このひと際大きいサイズ感の色彩溢れる様は、ポピーと牡丹の巨大なブーケにインスパイアされたものです。豪華なコットンベルベットで、椅子張地としてもお使いいただけます。
また、カーテンには素材違いでエレガントなコットンサテンのラインナップもございます。
両サイドの無地部分は英国サンダーソン社のTuscany 237175、境目を国内在庫のMANAS-TEXアクセサリーコレクションよりマルカート 2でデコレーションし、ブーケの絵画を額縁に飾ったかのようなスタイル。ソファーの上にひとつあるだけでも、お部屋が華やぐアイキャッチなアイテムに。
画像右奥のクッションは、Lady Alford 121103。
冒頭でご紹介したカーテンと同柄で、ベース生地はコットンリネン。表裏同生地で、広めに取ったフレーム部分が、ひらひらと柔らかな印象を与えてくれます。
こちらもまた、先にご紹介したLovelace(画像左:121105/画像右:121106)。
ラブレスという名前は、イギリスの数学者であり作家であり、 最初のコンピュータ・プログラマーとされている女性、エイダ・ラブレスにちなんで付けられました。
複雑に組まれた竹のトレリスが色の濃淡で表現されていて、オリエンタルなモチーフでありながら、洗練されたモダンな雰囲気が感じられます。
ダイアン・ヒルは今回「今までにないシノワズリを作る」という意気込みを持って色やスタイルの限界に挑戦し、とてもエネルギッシュな高揚感を感じたそうです。そしてこのハーレクインとのコラボレーションにより、「シノワズリ」という美しく高尚な芸術を、もっと身近なものにしたいという、彼女の長年の願いを実現させました。
アイテム名には、個性的な道を切り開いた先駆者でパワフルな女性の名がつけられていますが、ダイアン自身もまた、その一人と言えるでしょう!
1年の始まり、お部屋にも新しいアイテムを取り入れて今年もインテリアを楽しんでまいりましょう!
☆こちらでもご紹介しています。是非ご覧ください!
東京ショールームInstagram
東京ショールームブログ:New!!『Sanderson』&『HARLEQUIN』ディスプレイ
台風が心配な季節がまだ続きそうですが、一雨ごとに秋らしさが増し、朝晩は過ごしやすくなってきましたね。
さて今回は、東京ショールームのUKブランドコーナーを華やかに彩る『Sanderson(サンダーソン)』と『HARLEQUIN(ハーレクイン)』の新作ディスプレイをご紹介いたします。
画像の中央から右側がSanderson、左側がHARLEQUINの新作アイテムです。
英国王室御用達、160年を超える歴史を持つサンダーソンは、東洋の美術や文化からインスピレーションを得て、水の庭園をテーマにした「WATER GARDEN」コレクションを発表。
19世紀末から20世紀初め、多くの英国の邸宅に造園され、大流行したオリエンタルな雰囲気の池のある庭園。その永遠の美しさを、膨大なアーカイブ資料からの新たな発見にインスピレーションを得て表現しています。グラマラスな華やかさとともに、繊細なメタリックカラーと鮮やかな色彩が融合し、彼らの王道であるカントリースタイルの美学に現代的なひねりを加えています。
そして、ユニークでファッショナブルなデザインを、エネルギッシュなカラーで表現し楽しませてくれるハーレクインは、ロンドンにデザインスタジオを構えるアーティスト、ダイアン・ヒルとのコラボレーション、「HARLEQUIN×DIANE HILL」コレクションを発表。
彼女が生み出す中国古来のデザインへの愛情あふれる作品は、ロックダウン中にSNSを通して瞬く間に人気に。その作品がハーレクインのデザインチームの目に留まったことによりこのコラボレーションが実現しました。彼女のハンドペイントによるシノワズリ柄の美しい作品は、伝統的な様式にモダンなテイストを加え、個性的なスピリットを表現しています。
それでは、ディスプレイのアイテムをご紹介いたしましょう。
まずはサンダーソンから。
画像右側は、Pagoda River DVIPPA203。
1860年、サンダーソン社は壁紙の生産からスタートし、後の1921年にファブリックの生産を開始しています。このPagoda Riverは、1910年代、同社のファブリック部門の前身である「イートンルーラルコレクション」の中でも初期のデザインです。
当時のヨーロッパは、中国や日本の美術品が人気を博し、東洋の産物が初めて広く入手できるようになった頃。 とは言え今のように自由に情報を集められる手段がなかった時代に、遥々渡ってきた陶磁器の文様などから、遠い異国に思いを馳せていたのでしょうね。
よく見ると、版のズレや、インクの擦れといった風合いが見られますが、オリジナルの生地のプリント技法である、ロータリー・ブロック・プリントの特徴を表現したものです。
画像左側は、Chinoiserie Hall 237275。
数々の美しい壁紙をデザインしたことで知られる、ウィリアム・ターナーがデザインしたアーカイブの壁紙「Chinese Magpie」からインスピレーションを得たもの。今回の解釈では、微かに玉虫効果を出すよう光沢が美しいレーヨン糸で緻密に刺繍されたインコが春の花や清楚なつぼみに囲まれた繊細な枝にとまっているデザインとなっています。幾重にも色を重ねた刺繍糸のグラデーションによって生まれる立体感にもご注目ください。
続いてこちらも刺繍が美しい、Laburnum Falls 237272。
垂れ下がるキングサリ(黄花藤)が、強い暗色のベース地とのコントラストにより際立って見えます。 シルクのようなステッチと、黄色とピンクで縁取られた種子のさやが、アーカイブからインスピレーションを得たデザインに、ナチュラルなエレガンスをもたらしています。
画像右側の生地は、Emperor Peony 226960。
ロンドンの壁紙印刷会社Jeffrey社による1920年代のアーカイブデザインです。中国にインスピレーションを受けた装飾スタイルで、大きな牡丹と熱帯の蝶があしらわれています。
1836年創業のJeffrey社の作品は、今回のコレクションの中でも際立つ存在です。当時、様式化された特大の花首が、茎にもたれ掛かるように優雅に巻きつくパターンが特徴的でした。
画像左側の壁紙は、Bamboo & Birds 217129。
アーカイブの壁紙からインスピレーションを受け、手作業でブロックプリントされたような質感を表現しています。日本からの影響を受けたデザインで、竹が縞模様となり、ハイビスカス、アジサイが全体に施され、エキゾチックな鳥がとまっている背景には、藤の花などが絡まるように咲いています。直線的な竹のラインと、それとは対照的な生き生きと動きのある鳥たちの描写に、静と動を感じます。
そして、左側の画像のクッションは、Pagoda River DVIPPA202。
先にご紹介したカーテンの色違いです。川辺で網を仕掛けたり魚釣りをする人、煙草をくゆらす人、楽器を奏でる人。どこを切り取っても絵になるこのデザインを、額縁に入れて飾るようにフレームを付けて仕立ててみました。(フレーム・裏面:バンプ749を使用)
右側の画像のクッションは、Bonsai & Gingko 237276。
サンダーソンのスタジオでデザインされた、緯糸にディテールを持つジャガード織りで、とても手触りの良い柔らかなコットンベルベット。 Gingko=イチョウの意味。イチョウと盆栽の「森」が、見事な枝振りで表現されています。
続いてハーレクインをご紹介しましょう。
ハーレクインと共に今回のコレクションを手掛けた、ダイアン・ヒルはこんな想いを語っています。
シノワズリはとても美しく高尚な芸術であり、長い間もっと身近なものにしたいと願ってきたこと。
今回のコラボレーションは、とてもエネルギッシュな高揚感を与えてくれるように感じていること。
色やスタイルの限界に挑戦し「今までにないシノワズリを作る」という意気込みで。
また、ハーレクインが掲げる「個性」を讃える「#OWNTHEROOM」というの理念の一環として、
個性的な道を切り開いた先駆者でパワフルな女性の名を冠した、アイテム名にもご注目を。
画像右側の壁紙は、Lady Alford 112901。
竹の茎にアネモネの花を絡ませたクラシックなデザインは、18 世紀に女性の着替え室や寝室に使われたシルクの壁掛けに由来しています。
画像左側の生地は、同柄のLady Alford 121100。
こちらは、陶磁器を思わせるような白地にブルーの濃淡で表現されています。
続いてこちらのセミシアー生地は、Emmeline 121114。
参政権運動家エメリン・パンクハーストにちなんで名付けられており、韓国の蝶の芸術からインスピレーションを得た、自由奔放で素敵なデザインです。広々とした大地にはばたく繊細な羽を、緻密なディテールでリアルに表現しています。やわらかく光を通す透け感で、風に揺れるたび、優雅に蝶が舞うように見える絶妙な配置で描かれています。
さらに、左側の画像の生地は、Marsha 121108。
LGBTQ運動に影響を与えたマーシャ・P・ジョンソンの名を冠したもの。明るく。大胆であれ。あなたらしく。 このひと際大きいサイズ感の色彩溢れる様は、ポピーと牡丹の巨大な花束にインスパイアされたものです。こちらは豪華なコットンベルベットで、椅子張地としてもお使いいただけます。また、カーテンには素材違いでエレガントなコットンサテンもお選びいただけます。
右側の画像の生地は、Marie 121116。
フェミニンで浮遊感のある、ダイアンの植物画への愛情が感じられる、ソフトで優しいデザインです。キュリー夫人にちなんで名づけられたこの作品は、ジューシーな洋ナシとつる性の植物、そして繊細な花々がアクセントとなり、英国的な雰囲気を醸し出しています。
同じ「シノワズリー」がテーマでありながら、異なるテイストで表現された2つのブランドからのコレクション。皆さまはどちらがお好みでしょうか。
ハーレクインの理念を引用すると「最高のインテリアとは、私たち自身を反映したときに生まれる」と!
堂々と、気負わずに。
あなたらしいスタイルで、エキゾチックなシノワズリのデザインをお楽しみください。
☆東京ショールームのInstagramアカウントでもご紹介しています。
こちらも併せてチェックしてみてください!
2022年、新しい1年がスタートしました!
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
ショールームブログやInstagramより、引き続き新しい情報を配信していきますので、空間づくりのヒントにしていただければ嬉しく思います。
さて、新春の東京ショールームエントランスを飾るのは、HARLEQUIN(ハーレクイン)。洗練された中に遊び心があり、刺激的なデザインや革新的な質感、巧みな色使いで世界の人々に愛されているイギリスのエディターです。
今回のコレクション『COLOUR I』は、モダンなダマスク柄やアイコニックな花柄からシャープな幾何学柄まで、盛りだくさんのラインナップをお楽しみいただけるコレクション。
Rewild(自然への回帰)
Renew(再生)
Retreat(安らぎ)
Reflect(現代を映す)
時代を反映した4つのテーマのもと、HARLEQUINの代表的なデザインにビビットな新柄が加わって、様々なシーンにコーディネートできる幅広いテイストのファブリックと壁紙が揃います。
そのディスプレイがこちら↓↓
左右2つの異なる世界観で構成しています。
それでは、左から順番にご紹介していきましょう。
ひと際目を引くパネル柄の壁紙は、「Floreana」。HARLEQUINのデザインチームによるのコラボレートで作られたもので、ペンやインクで描かれた繊細なディテールから、絵画のように重なった木々や美しい色彩まで、”ボタニカルの祭典”とも言える華やかさ。
また、ベース部分にもご注目ください。
Bleached Coral(展示色)のマイカベースは繊細なきらめきを持ち、描かれた植物が生き生きと感じられます。
このマイカ(雲母)、身近なところでは車の塗装やお化粧品に含まれる真珠のような光沢感を思い浮かべていただくと、分りやすいでしょうか。もしくは、日本でも古くから唐紙や浮世絵の印刷に使われている「雲母擦(きらずり)」という技法にも通じるものもあるのかもしれません。
ちなみに、もう1色のBlack Earthバージョンは、モノトーンで描かれた静かなイメージの植物柄が、玉虫色に輝くゴールドのベースによって上品な光をまとうカラーリング。
同じデザインでも、全く違った表情で、様々な表現テクニックへの拘りを感じます。
続いて、画像左側のドレープ生地は、今回のコレクションブックの最初のページを飾る、「Dance of Adornment」。熱帯雨林の茂みにカモフラージュされた中に、よく見るとカラフルな鳥たちが生き生きと描かれています。
右側は、サテンのドットがアップリケされたシアー生地、「Yoko」。復活柄なので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが、動きのあるユニークなデザインです。
続いてもう1種の壁紙は、鮮やかな色彩とボタニカルな雰囲気溢れるモダンなダマスク柄の、「Melora」。インクのカスレや、少しズレたり重なったりした表現で、手刷りの風合いを醸し出しています。
そして、画像左側のドレープ生地は、アジアの熱帯草原にちなんで名づけられた「Matupi」。さまざまな植物の葉が草原を吹き抜ける風になびいたように描かれてます。
画像右のドレープ生地は、サンゴの仲間の名前に由来する、「Gorgonian」。 珊瑚礁と熱帯雨林の植物からインスパイアされたデザインで、リネン地に光沢のある刺繍という対照的な質感の組み合わせが、ナチュラルテイストに上品さをプラスしています。
また、足元のクッションでモダンなイメージをプラスしています。
ご紹介しました今回のディスプレイ、新年にふさわしくフレッシュなカラーが、見るたびに明るく元気な気分にさせてくれます。HARLEQUINが得意とする、鮮やかなボタニカルと彩り豊かな抽象的デザインのマッチングをお楽しみください。
★今回のエントランスディスプレイを、東京ショールームのInstagramアカウントでもご紹介しています。ぜひ、あわせてチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/p/CYV6S5xrmge/
洗練された中に、遊び心があるデザインで世界の人々から愛されている英国ブランド『HARLEQUIN』(ハーレクイン)より、待望のキッズコレクション『BOOK OF LITTLE TREASURES』が発売されました!
毎回人気のこのコレクション、今回も1冊の見本帳に生地と壁紙の両方が収録されており、お部屋をトータルで明るく楽しくコーディネートすることができます。
例えば、こんな組合せで。。。
女の子がダンスをしたり、ポーズをとったり。リズミカルで楽しい雰囲気の生地に、どれを履いて出かけようか、わくわくしてきそうなシューズを並べたデザインの壁紙を合わせて!
銀河の中をきらめく星や惑星を描いたダイナミックな壁紙に、飛び立つスペースシャトルを刺繍とアップリケで表現した生地を合わせて、宇宙に夢を。。。
街にサーカスがやってきた様子をイラストタッチで描いた壁紙に、カラフルな気球や虹色ストライプの生地を合わせて!
東京ショールームでは、こちらのコレクションの特設コーナーを設けて展示中です。
この春、新居へのお引越しや、新入学の節目など、ご自分のお部屋を持つお子様に、お気に入りのデザインで楽しい空間をプレゼントされてはいかがでしょうか。
タイトルの「ダック」とは、鳥のダックのことです。
正式にはアヒルやカモのことを指すようですね。
「鳥」といえばウイリアム・モリスでは鳥のモチーフが印象的に登場しますが、その他のブランドでも、フラミンゴやオウム、インコなど「鳥」は「花」に次いで多いデザインになるかもしれません。
さて、最近名古屋ショールームには「ダック」のランプが新らたにディスプレイに加わりました。そこで鳥にちなんだものも一緒にご紹介したいと思います。
まずは、届きたてのダックから。
これは、照明のブランドPORTA ROMANA(ポルタ・ロマーナ)のフロアランプ「DUCK FEET LAMP」。今にも動き出しそうなユーモアのあるデザインです。
そして特筆すべき点はココ↓
オレンジ色のシェード部分です。鳥の羽で覆われたシェードがランプが灯るとよりふんわり見えます。
また脚がシルバー色のものなど、シェードもオレンジ以外に7色ご用意があります。
(PORTA ROMANA本国のHPより)
ディスプレイではKirkbydesign(カークビーデザイン)の人気の「UNDERGROUND Vol.II」のクッションをコーディネートしました。
鳥その2 :雁(ガン)
壁紙:Elysian Geese 216608
ちょうど今頃はまだ日本で冬を過ごしている頃でしょうか?
こちらは生地のご用意もあります。写真はシェードに仕立てています。
チェックのカーテンや椅子との合わせ方も参考になりますね。
鳥その3:フラミンゴ
生地:Salinas 132950
人気が続いているフラミンゴを刺繍でデザインしています。同柄の壁紙も色がとても綺麗です。
バードウォッチングのようにいろいろな鳥のデザインを発見するのも、ショールームの楽しみ方のひとつです。
春には新しいコレクションからまた新たな鳥も加わる予定です。どうぞお楽しみに。
マナトレーディングでは、以前より
ドナルド・マクドナルド・ハウスへカーテンや壁紙のご提供をさせていただいております。
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは、自宅から遠く離れた病院に入院しているお子様と、
そのご家族のための滞在施設です。
「第二のわが家」をコンセプトに、企業や個人の方からの寄付金や、
ボランティアの皆さまにより運営されています。
この度、国立循環器病センターの移転にともない、大阪府吹田市での13年間のお役目を終えて、
北大阪健康医療都市(健都)へ移転されることになったハウス。
新しく建設された施設の壁紙とカーテンを、ご提供させていただきました。
玄関を入ると、まずイメージキャラクターのドナルドが迎えてくれます。
レース:セントラルパーク5(廃番)
広くて開放的なダイニングキッチンには、ボーダー柄のレースカーテンを。
レース:セントラルパーク18(廃番)
絵本やおもちゃが置いてあるキッズスペースには、
sion(サイオン)の「Little Fox」の壁紙とカーテンを納品させていただきました。
宿泊できるベッドルームは、20部屋あります。
ルームナンバーの代わりに壁付けされた、
ミッフィーでおなじみのディック・ブルーナ氏の絵が素敵でした。
お部屋の中は大きな掃き出し窓から光が入り、とても明るかったです。
ドレープとレース、そしてアクセントクロスの色を揃えてコーディネートしました。
ドレープ:チャウダー1103(廃番) レース:シャーベット72(廃番) 壁紙:scion Sula 111321
写真のカーテンはグリーンですが、色違いでピンク、ブルー、イエローのお部屋もございます。
ハウスのご利用者様に、少しでも居心地良くお過ごしいただければ幸いです。
東京2020までもう500日をきり、日を追うごとにニュースに触れる機会が多くなってきました!日々更新されていくオリンピック、パラリンピック情報や東京、日本の変化を見届けていけることもこれからの楽しみですね。
インテリアの仕事をしていると、またちがった角度から東京2020を意識することが…。
最近はおもてなしをコンセプトに和テイストのホテルが相次いでオープンするなど、ここ数年、少しずつ日本を感じるアイテムや和をイメージしたインテリアが増えてきています。
2018秋冬コレクション「JAPANDI」。英国ブランドscion(サイオン)より
例えば、この春の新作の名前ではこんなネーミングも!
SHOUJI(ショウジ)4月発売予定 MARK ALEXANDER 新コレクションより
KAORI(カオリ)
HARU(ハル)
SHIBUI(シブイ)
MISHIMA(ミシマ)3/29発売 HARLEQUIN「Hamada」より
HAMADA(ハマダ)
NUKA(ヌカ)
どの名前も日本人にとっては馴染みのある響きですよね。
そしてデザインでもどこか日本を意識したものが多くなってきている傾向に、日本への注目度を感じずにはいられません。
写真は4月5日に発売のELITIS「Soleil levant」の壁紙見本帳の表紙です。気になる中身はショールームやInterior libraryでご覧くださいね。
私たちが日々暮らしの中で当たり前のように目にしている柄や景色も、海外の方から見たらとても粋でお洒落なデザインとして取り上げられるものだったのだと、日本の良さを再確認いただける機会なのでは思います。
和モダンなインテリアをテーマにしている方には、いろいろなアイテムが豊富にご覧いただける旬のタイミング到来です!
伊勢型紙がデザインの源「KATAGAMI」。イタリアブランドRUBELLI(ルベリ)より。
あけましておめでとうございます。
今年も新作商品やディスプレイ、イベント情報など
東京・名古屋・大阪のショールームより、それぞれの視点からご紹介してまいります。
さて、新年最初のブログは東京ショールームより、
今年のトレンドカラーについてご紹介します!
世界標準の色見本を設定している色彩のプロフェッショナル企業、
PANTONE社が毎年発表する「Color of the Year」。
トレンド分析や色彩心理学などの綿密なリサーチに基づき、
毎年12月にその翌年のトレンドカラーを発表しています。
そのPANTONE社が昨年発表した今年2019年春夏のトレンドカラーは、「Living Coral」。
ゴールドを基調にしたコーラルピンクです。
「人生を肯定するコーラルの色合いは、柔らかいエッジとともに活気を与える」
さんご礁が海洋生物にとっての栄養源であり、シェルターでもあるように、
活気とまろやかさもあるPANTONE 16-1546 Living Coralは、
暖かさと滋養で私たちを包み込み、
この常に変化する環境の中で快適さと回復力をもたらします。
引用:PANTON JP
ベースにゴールドが含まれているのが、イキイキとした生命力を感じさせるようで、
とても良い色ですよね。
「カラーは、私たちの人生経験の味わい方を向上させ、影響を与える」
と言うように、
色彩心理学は今や、生活の様々な場面において一般的な学問になりました。
私たちの生活において、毎日着る服、食べ物、景色、情報、ホスピタリティ・・・
視覚は色によって支配され、そこから人間は無意識ながら感情をコントロールされています。
それは毎日 目にする家やオフィスのインテリアについても同様ですね。
毎日見る色が、あなたにとってポジティブな色であれば、
少なからずあなたの心を前向きにさせてくれるはずです。
今年のカラーはまさにそんなエネルギーのある、フレッシュな色のひとつとなりました。
インテリアは勿論、ファッションや食器など、
生活の一部にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
そんなLiving Coral に近いカラーをショールームでも探してみました。
こちらの写真にあるのは、まずは前回のブログでもご紹介した、
Nina Campbell (ニナ・キャンベル)の生地がほとんどです。
実はこのコーラルピンク色は、ニナが好きな色のひとつ。
これまでのコレクションにも多く用いられてきました。
上部に写っている無地は、360色展開のROMOの生地「Linara」コレクションから。
360色という膨大な色数は、他に類を見ない色展開です。
ちなみにPANTONEについては、一般的な色見本帳で約1900色掲載しています。
その中から、毎年どうやって「Trend of the Year」 の1色を選んでいるのでしょうか…
そんなトレンドカラーを取り入れた2019年春夏コレクションは、
3月を目途に順次発売の予定。
カラーやモチーフなど、毎季ブランドごとにユニークなアプローチで
デザインにトレンドを取り込んでくるのも、新作商品の見どころです。
来週1月中旬よりパリで開催されるインテリアの祭典、
メゾン・エ・オブジェとデコオフの模様もまた、
弊社Instagramにて配信予定ですので、ぜひそちらもご覧くださいね!
その他にも、エネルギーをもらえそうな、カラフルな色彩の生地や壁紙を選んでみました。
Harlequin (ハーレクイン):Floreale 120524
Harlequin(ハーレクイン):Arccos 111969
Sanderson(サンダーソン):PAPAVERAコレクション
JIM THOMPSON(ジム・トンプソン):Garden Party JT013688001
ÉLITIS (エリティス):Allegorie RM256-01
ÉLITIS (エリティス):Trinidad RM803-35
皆さまにとって、カラフルで充実した一年になりますよう!
今年もどうぞよろしくお願い致します。
参照:PANTON JP
トレンドってどうやって生まれるの??
ファッションやインテリア誌で必ず特集される「今年のトレンド」。
一体それって誰が決めているんだ!と疑問に思った方も少なくないのでは。。
マナトレーディングInstagramより
今年のインテリアの特徴は、ミラノサローネでも大きな話題となり、
4月に発売された「ELLE DÉCOR」の表紙を飾ったデザインデュオ
スタジオpepeの空間構成がまさに象徴的といえるでしょう。
studiopepe official Instagramより
幾何学的なアイコンを空間に大胆に取り入れ、
カラーはマットで柔らかなペールトーンをベースに、
深みのあるカラーやゴールドをアクセントに使用することで
空間により立体的でリズミカルなコンポジションを生み出しています。
studiopepe official Instagramより
さて、今年のインテリア界のトレンドはあるムーブメントが発端になっているようです。
1919年に開校し現在のモダニズム建築やアートに多大な影響を与えた
ドイツのバウハウスが2019年に設立100周年を迎えるにあたり、
その創立者であるグロピウスやミース・ファンデル・ローエが提唱した構成主義を
現代的な観点から再解釈したユニークなデザインが盛り上がりを見せています。
Less Is More. :より少ないことは、より豊かなこと。
これは「本当のモダンとは何か」を追求したミースが最後にたどり着いた答えでした。
シンプルでありながらもエレガントで人を飽きさせない。
球・三角・四角、曲線の柔らかさ・力強く洗練された直線といった造形が生み出すリズム、
そして素材のもつ温度と色が感情に与える効果。
これらの無限の組合せを極限まで研ぎ澄ませること。
そこに究極のデザインである事を、
ミースはバルセロナオリンピックで設計したドイツパヴィリオンで証明しました。
RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
イタリアのRUBELLI(ルベリ)の新作は、ルベリならではの気品のある
クラシックな織りの花柄と今年のトレンドを意識したニュートラルから
ビビットなカラーまで豊富なカラーバリエーションが特徴です。
コレクションのイメージショットからもやはり、
空間全体のコンポジションを意識したコーディネートが伺えます。
RUBELLI 『IN TECHNICOLOR』
ティファニーブルーやライムなど明度の高い色をよりエレガントに使いこなすのが
今年のルベリのイチオシ。
コンテンポラリーな空間の中にあえて深みのあるクラシックなデザインを
スパイスとして取り入れるのが、粋なイタリアらしいコーディネートですね。
HARLEQUIN 『ENTITY』
こちらはイギリスのHARLEQUIN(ハーレクイン)から発売された、『ENTITY』。
同じくバウハウスで教鞭をとったパウル・クレーやカンディンスキーの絵画を
オマージュしたかのようなコンテンポラリーなデザインが目を引きます。
HARLEQUIN『ZAPARA』
さらにハーレクインから発表されたもう一つのコレクション『ZAPARA』では
南米の動植物や民族的なモチーフをイキイキとしたタッチで表現しています。
じつはこのようなトライバル柄も今年のトレンドの重要なキーワードなのです。
次回の東京ショールームブログは2018年新作コレクション紹介の後編!
もうひとつのキーワードについてご紹介します。
だんだんと暖かく、春の訪れを感じる季節となりました。
先日、大阪城公園へ行くと、ちょうど梅が見頃を迎えていました。
短い時間しか見ることのできない自然の美しさと儚さに、眺めているだけで癒されました。
インテリアのデザインには、自然美を表現したものが数多くあります。
海外ではジャポニスムがトレンドの一つにもなっており、日本の自然や芸術文化などに影響を受けて作られたデザインが多く発表されています。
ROMO(ロモ) 「Floris」
梅にも桜にも見えるハンドペイントのデザイン。
グレーをベースに色味を抑え、ぼんやりと輪郭をとらない描かれ方で、花柄でもシックに合わせていただけます。
OSBORNE&LITTLE(オズボーンアンドリトル) 「Japanese Garden」
浮世絵からインスピレーションを受けたと思われるデザイン。
着物を着た女性と美しい日本庭園が描かれています。
ほかにも竹や松、鶴のデザインもございます。
OSBORNE&LITTLE 「Bamboo」
HARLEQUIN(ハーレクイン) 「Cranes in Flight」
こうしたデザインを見ていくと、日本と海外の文化が掛け合わさって、
私たち日本人から見ても新鮮で、新しい魅力が発見できることも多々あります。
個性的な和室を作ってみたいという方にもおすすめです。
ホームぺージの商品検索【Interior Library】では、「East meets West」と題して
東洋的なデザインを一度にご覧いただけるページもございます。
3月になり、続々と新作のサンプルが入荷してまいりました。
今年も素敵な生地、壁紙がたくさん揃っていますので、ぜひショールームにてご覧ください。
OSBORNE&LITTLE(オズボーンアンドリトル)
DOMINIQUE Kiffer(ドミニク・キーファー)
RUBELLI(ルベリ)
新作アイテムはホームページでも詳しくご紹介しております。
(ブランド名をクリックしていただくと、コレクション紹介画面が開きます。)
東京ドームで開催中の「テーブルウェア・フェスティバル2018~暮らしを彩る器展~」に行ってきました。
毎年2月に開催され、世界各地の食器やカトラリーなどテーブルにまつわるすべてのものが展示・販売されるイベント。
著名人やプロの方による食空間のテーブルコーディネートも見ることができます。
マナトレーディングも出店し、多彩なインテリアファブリックを使用した小物やアウトレット生地の販売から、
テーブルクロスやランチョンマット、クッションのイージーオーダーも承っております。
よろしければお立ち寄りください。
広い会場の中には、マナの生地を使ったディスプレイも見られました。
チケットの写真にも使われていたこちらのコーナーには、
HARLEQUIN(ハーレクイン)の壁紙が使われていました。
Pure Morris(ピュア・モリス)の生地がテーブルクロスに使われていたのもすごく素敵でした。
今すぐ真似したくなるコーディネートですね。
Sanderson(サンダーソン)とコラボレーションしたことがあるEmma Bridgewaterの展示には
『The Dresser』のカーテンもかけてありました。
こうして食器と一緒に見ると、実際にカーテンやクロスを使うイメージも湧きやすいのではないでしょうか。
一年に一度のこの機会。ぜひ会場へ足を運んでみてください。
■テーブルウェア・フェスティバル2018 ~暮らしを彩る器展~
会期:2018年2月4日(日)~2月12日(月) 10:00AM~7:00PM
*入場は閉場の1時間前まで
会場:東京ドーム (東京都文京区後楽1-3-61)
ブースNo:188 / MANAS (マナトレーディング)