鮮やかな色彩に惹きこまれる ~ BLACK edition 2017年春夏コレクション ~
いよいよ夏本番となってまいりました。
東京ショールームはお盆期間中も営業しております。
8月11日(金)~8月16日(水)
営業時間:AM10:00~PM6:00
どうぞよろしくお願い致します。
前回ご紹介したSanderson(サンダーソン)のディスプレイを横目にショールームに足を踏み入れると、
ひょっこり姿を現すこちらの華やかなソファ。
コンパクトな二人掛けソファですが、その存在感はとてもグラマラス。
ちなみにその前はと言うと...
こちらが以前の姿。
国内在庫品の「ジェダ」を張っていました。こちらも落ち着いたトーンで人気の生地です。
同じフォルムのソファでも張地を変えるだけでこんなにも印象が変わるんですね。
光と影を織りこんだファブリック
さて「旅するインテリア」第3弾はタイムトリップ!
17世紀中世オランダ絵画の世界をご案内します ―
ソファ:「Herbaria Jacquard」 9061/02
クッション:「Erbusco」 9037/01
冒頭のソファで使用した生地はBLACK edition (ブラックエディション) の
2017年新作『KALEIDO』より「Herbaria Jacquard」。
しっとりと咲きみだれるベルベットの花々の隙間から覗くキラキラとしたジャカード織りの金糸が美しい
今期コレクションの主役となる一枚です。
「Herbaria」 9040/01
こちらは同柄のマットなベルベット地のパターンです。
ダークトーンのベースからスポットライトを浴びたように浮かび上がる色とりどりの花々は、
17世紀オランダの静物画からインスピレーションを得たデザイン。
この時期の画家といえばフェルメールやレンブラントなど、光と闇を巧みに表現する写実主義の最盛期でした。
特に静物画においては豪華な花瓶に盛られた満開の花束の中にひとつだけ萎れた花を描くなど、
その豊かな色彩の陰に、ヴァニタス=諸行無常のニュアンスを加えることが流行となります。
今回発表された壁紙『HERBARIA WALLCOVERINGS』を含める4つのコレクションはまさに、
光と陰に魅了された極彩色の絵画と、そのキャンパスを彩る絵具の原料となる鉱石にスポットライトを
当てたようなコレクションとなりました。
『KALEIDO』コレクションより
異なるテクスチャを組み合わせ、これまでにない魅力を引き出すことを追求したコレクションである『KALEIDO』は、
ベルベット×ジャカード織、ウール×メタリック糸など、柔と剛といった相反するマテリアルの融合を
この上なく上質なテクスチャーとテクニックによって見事に実現しています。
「万華鏡」を意味するタイトルのとおり、眩ゆい光の破片が散りばめられたような今作。
マルヴァピンク、ラズライトブルーなどの上品なニュートラルカラーを中心に、15種のデザインが掲載されています。
『HERBARIA』コレクションより、左側から
「Erbusco」 9037/02 「Maroque」 9035/02 「Herbaria」 9040/03 「Lombardo」 9039/01
こちらも万華鏡を覗いたかのような鮮やかさ!
もうひとつの新作『HERBARIA』は、プリントベルベットを中心としたコレクション。
モロッコの古美術から着想を得たダマスカスに、エンボスを施したダマスク柄など、
ページをめくるたびに目まぐるしい色彩と、上質なベルベットの手触りをお楽しみいただけます。
『ZKARA』コレクションより
アート的な『HERBARIA』のベルベット生地を引き立たせるのは、
トレンドのミネラルカラーを取り入れた『ZKARA』コレクション。
メタリックな幾何学柄のデザインは空間をスタイリッシュに引き締めます。
エレガントかつコンテンポラリーであること。
普遍的な美しさを現代のテクニックと革新的なカラーで再構築する。
それこそがブラックエディションが追及するテーマといえるでしょう。
コレクションの魅力を詰め込んだスペシャルムービー
ブラックエディションからは今期のコレクションを映像化したイメージムービーも届いています。
ひっそりと佇む中世のお屋敷 ―
誘われるように迷い込んだ先に、揺らめく生地が姿を現します。
朽ちかけゆく静寂の中で、今なお色鮮やかに息づく生地たちの饗宴。
そのエレガントで、どこか儚げな美しさに思わずうっとりしてしまいます。
ブラックエディションでは、このような生地のイメージショットをインスタグラムでも積極的に公開しています。
もちろんマナのインスタグラムでもブラックエディションをはじめ、
取り扱いブランドの生地の紹介や、生地にまつわる舞台裏もUPしていますので、
ぜひご覧くださいね。